サヘル・ローズ、笑顔で繫ぐ2020平和への思い

東京オリンピック・パラリンピック開催1000日前を記念して11月3日(文化の日) に、渋谷区主催で開催した「MERRY SMILE SHIBUYA for 2020」。

 

プログラムのラストを飾ったのは「MERRY SMILE FASHION SHOW」!

ファッションブランド「tenbo」(テンボ)と、メリープロジェクトの

コラボレーションによって実現した

笑顔のダイバーシティ・ファッションショーです。

 

年齢・性別・国籍・障害の有無を問わず集まったモデルたちが

MERRY な2020 に向かって、ランウェイを歩く今回のショー。

 

舞台や雑誌、テレビなどで活躍するプロモデルはもちろん、

ろう者、車椅子ユーザー、視覚障害や身体障害、ダウン症、知的障害など、

幅広い個性を持った出演者たちは、大人から一般募集のキッズまで年齢層も多様です。
そこに共通しているのは「笑顔」。

tenbo のファッションが、モデルたちの笑顔を引き出し、
彼らのMERRYな気持ちが客席にも波紋のように伝わり
ランウェイから、愛ある世界が一気に広がりました。

ファッションショーの最後には、「笑顔のドレス」が初登場。
メリープロジェクトがこれまで撮影してきた
世界30カ国4万人の中から、子供たちの笑顔の写真500点を
ドレスの生地にデザインした、史上初のファッションです。

その中心に入っていただいたのは、

女優、タレント、キャスターの、サヘル・ローズさん。

サヘルさんの周りを、十人十色のキッズモデルたちが取り囲みます。

このドレスには、幼稚園や中学生、大人の男性など同時に8人まで

同時に着ることが出来るという仕掛けがあり、

サヘルさんと子どもたちが一緒にひとつのファッションを身にまとい

2020とその先の未来に向けて「笑顔」と「平和」をメッセージしました。

 

ドレスのサイズはなんと、全長7メートル、着衣の状態で直径5メートル。

どんな人も混ざり合って、そして今目の前に居ない

世界中の人たちも一緒に笑顔で繋がることが出来ました。

 

イラン出身のサヘルさんは、89年のイラン・イラク戦争での空爆により、

住んでいた村が全滅。ただ一人、ボランティア学生に幼女として引き取られるも、

養母が両親から勘当され、93年に二人で日本に来日されたという過去があります。

戦争体験だけでなく、公園でのホームレス生活や、学校でのいじめなどの

過酷な過去を乗り越え、テレビや舞台などで活躍し

多くの人に笑顔を届けているサヘルさん。

ファッションショーを終えて、このようなお話をいただきました。


今日は、本当にたくさんの笑顔に会えました。

最近笑うことを忘れてしまっていたのですが、

「笑う」って、良い感染・伝染だなと思います。

自分が笑って、他の人が笑ってくれるって、一番の幸せではないですか?

 

まさに、MERRY PROJECTさんがやろうとしている、笑顔のプロジェクトというのは、

今日家に帰ってから、身近な家族に対してでも出来ることなので

ぜひみなさんも、家族ともっとたくさん笑って

笑顔を広げていってください。

 

笑顔があると、平和が近づいてくるので

まずは「笑顔が平和の第一歩」だと私は思っています。

今日ここに、みんなと一緒に参加できたことをとても誇りに思います。

ありがとうございました!

 

そう語ってくださったサヘルさん。

 

初めてご一緒したのは、「WORLD PEACE NAIL」のプロジェクト。

世界平和をテーマとしたネイルアートのコンペで

審査員を務めていただいた時でした。

 

その中で、審査員からのメッセージとして

こんな言葉もいただいていました。

 

お誕生日おめでとう。

 

そう、私は毎日が誕生日で溢れてる

この世界が好き。

いまも、地球のどこかで新しい命が生まれている。

人間も草木も

動物も昆虫も魚も。

 

みんな、いのち。

 

そして、毎日うまれてくる。

だから

お誕生日おめでとう。

私はこの言葉を1日に一回は空に向かっていうように

しています。

 

無駄な命なんてない。

迫害されていい命もない。

 

人はうまれて。

そして、

人は亡くなる。

 

涙が溢れるより

笑顔が溢れてほしい。

 

そんな世の中ではない。

地球のどこかで、

紛争に巻き込まれたり

餓死してしまったり

地雷の犠牲者になったり。

 

未来ある若者達の命が

奪われていくのは事実。

 

権力によって

憎しみによって

 

いきられない、そんな人達を私達は忘れてはいけない気がする。

 

こうして平和の中で生活できる背景には数々の犠牲があること。

塞がれた声をちゃんと感じていたい。

 

大きな事は確かに出来ないけど、意識はしていたい。

そして、生きる事は当たり前ではなく、生かされてること。

 

生きることに真剣になって欲しい。

そのためには、1歩ずつ

世界と繋がる事の大切さ

と、知ることの大切さを感じて欲しいのです。

 

武器では人を笑顔にできない。

けど、思いやり優しさで

人を笑顔にすることは出来ます。

 

言葉を大事に。

今日も愛あるコトバを。

あなたにとって、MERRY とは何ですか?

( MERRY = 楽しいとき・幸せなこと・将来の夢など… 笑顔になれること ) 

 

その質問に対するサヘルさんの答えは
『ヒトが笑ってくれたとき』

 

サヘルさんは、著書「戦場から女優へ 」の中でも

このように語っていらっしゃいます。

 

『生かされたのは、「そのパワーを平和に」という、

神さまからのメッセージなのかもしれません。』

 

『最初はわずかな一歩でも、継続して少しずつ着実に進んでいけば、

やがて世界が変わるかもしれない。

日本はそのスタート地点だと、私は思っています。』

 

その言葉の通りまさに日本、東京、2020年が

平和へのスタート地点として、世界をリードすることを目指して

「MERRY SMILE SHIBUYA for 2020」のプロジェクトは継続していきます。

 

笑顔のドレスも、その中の「ファッションの力」という大きな柱として

より多くの人たちの笑顔をつなぐために、これから様々な場所で

進化発展させていくことを計画しています。

 

2020に向かって、さらに広がる

MERRY SMILE FASHION の世界をお楽しみに!

 

 

最後に、サヘルさんが著書「戦場から女優へ」の

締めくくりとして、終わりの一行に綴っている一文をご紹介します。

 

『あなたも、あなたの大好きな人と、笑顔な毎日を過ごしてください。』


▼サヘルさんについて、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!

WEBサイトhttp://excelling.co.jp/talent/sahel
Twitter @21Sahel
https://twitter.com/21sahel?lang=ja


〈 サヘル・ローズ 

1985年、イラン生まれ。8歳の時に養母とともに来日。
高校時代から芸能活動を始め、J-WAVEでラジオDJデビューし、
女優、タレント、キャスターとしてTV、ラジオ、映画、舞台と活動中。
現在、「探検バクモン」(NHK総合)進行役、
「サヘル・ローズのイチオシNIPPON」(BS12)、
「ノンストップ!」(フジテレビ)などにレギュラー出演中。
映画「東京島」「ペコロスの母に会いに行く」「振り子」
「みんな!エスパーだよ!」「西北西」(公開予定)などに出演し、
女優としても幅広く活動を展開。

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