ネパール地震から2年。仮設村の天使たち

4月22日より、2回目となる笑顔の復興支援活動「MERRY NEPAL」を実施。
震災2年を迎えたネパールで、
未だに復興できていない世界遺産や多くの場所を巡りながら
笑顔の傘を開き、未来へ向かって歩くMERRY WALKを行いました。

今回のMERRY NEWSは、
仮設村の子どもたちに出会ったお話です。


MERRY NEPAL プロジェクトチームは、
カトマンズ郊外にある仮設村へ。

この仮設村は、川沿いにあり、
カラフルな布が組み合わさっている仮設小屋がたくさん並んでいる。
笑顔の傘を持って、でこぼこした道を奥へ奥へ進んでいく。

小屋の入り口にはソーラーランタンが取り付けられていました。
このソーラーランタンも支援物資として、プレゼントされたもの。
真っ暗な闇を照らす、希望の光。
ネパールでは、停電が頻発するため、
このようなソーラーランタンがとても重宝されるそうです。

仮設村に到着してしばらく歩いたが、
あたりを見渡しても、なかなか子どもたちの姿が見えなかった。

あきらめて、帰ろうとしたとき、
木登りしてる男の子に出会うことができた!
更に、反対側の森に目をやると、
そこにはさらに数人の子どもたちの姿もあった。

さっそく笑顔のコミュニケーションとして
笑顔を撮影しようとカメラを向けてはみたが、
なかなか笑顔を見せてはくれない。

普段であうことのない日本人の訪問者に緊張しているか、
もしくは警戒しているのか…。

しかし、笑顔の傘を開いた途端、
おびえた様な顔をしていた子どもたちから、
はじけるような笑顔が生まれた。
それはまるで天使のような笑顔だった。



さっきまでの表情が嘘の様に解け、
輝いた笑顔をむけてくれる子どもたちの姿を見て、
笑顔の力を感じた。

子ども達の笑顔はどんどん進化していく。
撮影する度、まったく違う笑顔に出会わせてくれる。




さみしさや不安を抱えながら、
子どもたちは、この仮設村で、
体を張り、家族と一緒に懸命に生きている。
ここでは自給自足の生活があたり前。
畑がいくつも、小屋の周りにある。

歩く道もグチャグチャな状態で、
トイレなどの衛生面もお世辞にも良いとは言えない。
生活において、様々な問題がそこかしこに見て取れた。

そういった問題が最初に出会ったときに感じた、
不安・警戒心に通じているのかもしれない。

しかし、笑顔の傘を通じて、
一瞬にして、心が通ったのは間違いなかった。

笑顔の傘をみんなで持って、
ワイワイしながら遊び回る。
一瞬にして、暗い空気が明るいメリーな空気になった。
いつもながら笑顔の傘のパワーに驚かされる。

子どもたちと一緒に仮設村の中を
笑顔の傘を持って、MERRY WALK。
仮設に住む女性たちにも、笑顔のプレゼント。


ネパールは女性が輝く国であると感じる。
女性だけではない。

子どもたち一人ひとりもこの国を支えている。
女性たちは仕事をし、台所に立って掃除をし、
子どもたちも自分に出来ることを見つけ頑張っている。
女性たち、子どもたちは健気に、希望を持って生きている。

政治の面についても、ネパールはさまざまな問題を抱えている。
信用できない政治に、日々疑問を抱いている人々も多い。

だからこそ、ネパールでは民衆が助け合って、
生きていかなければならないのだ。

それはまさに、未来の世界のあり方のように感じた。


民衆の国
平和の国
笑顔の国

今の世界は「人」を忘れ、
お金ありきの世界に対して、ミニマムな国。
本当に幸せなことは何だろうか。

生きるとは、幸せとは?
MERRYとは…?

ネパールではまず、他人が笑うこと、
人の役に立つこと、それがこの国のMERRYだ。

子どもたちと最後にお別れするときにノートをプレゼント。
カルパナさんがノートに一人一人の名前を書くと、
笑顔で跳びはね、体全体で感謝の気持ちを表現。
そして、そのお礼にメッセージカードのプレゼントをもらいました。

まだまだ復興の道は半ばではあるが、
一歩一歩、日本からもネパールの復興を応援したい。

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