ダイバーシティ&インクルージョンの世界
2018.05.02 11:19
スリランカ・クルネーガラにある
サンダガラ特別支援学校を訪れた。
この学校には、様々な障がいを持った子どもたちが暮らしている。
日本でも盲学校や、聾学校など
障害を持った子ども達が学ぶ場所が多くあるが、
この学校では、目の見えない子、耳の聞こえない子、足の不自由な子など、
1つの学校の中で様々な障害を持った子供達がお互いに助け合いながら生活している。
目の見えない子がいれば、
目の見える子がその子の手を引き、
足の不自由な子がいればみんなでその子をサポートしながら歩く。
当たり前のようで、決して当たり前でない光景が
この学校では常に見ることができた。
障がいだけではない。
貧困や、カースト問題、男女差別なども同様だ。
様々な違いを持った人たちが互いに助け合い、協力することこそが
本当に大切なことではないか、そう改めて感じた。
これまで、世界中の様々な学校や孤児院をおとづれたが、
どの場所も同様、私たちが日々の生活の中で忘れてしまいがちな、
人としての大切な「想い」に気づかせてくれる。
この学校もその中の1つだった。
この素晴らしい学校で、この笑顔の活動を実施できることに、
とても感謝している。
学校へ到着後、子供達の前で「笑顔の傘」を開いた。
日常の中に突然現れた巨大な「笑顔」という非日常な光景に
みんな驚いていたが、とても喜んでいた。
傘をひらけば、自然とその場に笑顔があふれる。
1人、また1人と笑顔が伝染し、生徒から先生へ・・・
そして最後には巡り巡って、笑顔を届けにきた私たち自身も笑顔になった。
障害という様々な個性を持った子供達が
共に助け合い、混ざり合う光景は、正にダイバーシティ&インクルージョン。
これからの世界のあり方だと感じた。
MERRY SRI LANKAにご協力いただきありがとうございます!
主催:MERRY PROJECT 協賛:アズビル株式会社
協力:スプートニク・インターナショナル・NPO法人greenbird