号外!こども記者の「MERRYサンタ新聞」発行
2014.12.25 16:40
クリスマスにMERRYを届ける「MERRYサンタ新聞社」!
子どもたちは福島県いわき市の仮説住宅の皆さんとのダンスや
宮城県気仙沼市と中継でつながりインタビューに挑戦!
新聞づくりのプロからの指導のもと多くの学びを得ました!
屋上農園では、あさがおの種とり&野菜植え、
笑顔の撮影会、音楽やダンスなどのアートも体験!
この取り組みは港区文化芸術活動サポート事業
「第7回MERRY ART GARDEN」として開催されました。
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ここは世界中のMERRYを取材している、MERRYサンタ新聞社。
子どもたちひとりひとりに配布されたオリジナル記者手帳、
そして腕章とサンタ帽子を身につけて準備万端!
一体これから何が始まるのでしょうか…?
メリープロジェクト代表の水谷から子どもたちへ挨拶していると
突然聞こえてきたのはクラリネットの音。
新聞社にクリスマスソングが響き渡りました。
「お〜い、トッティ、待ってよ!」
そうして現れたのはサンタ新聞社で働く妖精、ユピテル。
妖精のユピテルとトッティの仕事は、
クリスマスに届ける“サンタ新聞”を作ること。
なのに、まだこれっぽっちも新聞ができていない…!
「おまえたち、まだ新聞が出来ていないのかい!?」
MERRY TVにうつしだされた、ボスのマダム・メリーは、
新聞がまだ出来ていないと知ってカンカンです。
「今日の日が沈むまでに新聞を完成させないと、お仕置きだよ!」
さあ、大変!困り果てたユピテルとトッティ…
「お〜い!どうしたんだい?」
落ち込んでいる二人に、MERRY TVから話しかける声が聞こえます。
そこに映し出されたのは、福島県いわき市の仮設住宅にいるマイケル!
2人の仲間のマイケルは、
「みんなで仲良く協力すれば必ず新聞はできる!」と教えてくれました。
新聞社に集まった子どもたちが、チームとして団結するために、
画面の中に居る、いわき市の市長さんや、仮設住宅のみなさんと一緒に
みんなでマイケルダンスを踊りました!!
心が通じ合ったのか、クリスマスの魔法か?
サンタ新聞社にいわき市にいるはずのマイケルが登場!
子どもたちも、お父さん、お母さんもみんなびっくり。
画面から飛び出してきたマイケルも一緒に、
“MERRY サンタ新聞”づくりを手伝ってくれることになりました。
そして、マイケルが連れてきてくれたのは
サンタ新聞づくりの強い味方になってくれる2人。
新聞のプロ・池田さんと、笑顔や地球のことに詳しいミス・メリーです!
新聞づくりに大切なことは、元気とやる気!
“教育新聞社”の池田さんに指導していただきながら、
初めて会ったお友達とペアになり、さっそくインタビューです!
「あなたにとってメリーなことは何ですか?」
記者手帳にお友達から聞いたことを記入していきます。
聞いたことをまとめて原稿に清書。
これが大きな新聞記事の一部になるのです。
「友だちと遊んでいるとき」「お誕生日のとき」
「水泳をしているとき」などなど、十人十色のメリーが集まりました!
ユピテルもミス・メリーも感動!
ようやく新聞記者らしくなってきた子どもたちに、
ミス・メリーが呼びかけます。
「サンタ新聞とは、読んだ人たちに“笑顔の花”が咲くような
MERRYが詰まった新聞のことなの。
だから、みんなで笑顔のタネを探しましょう!!」
笑顔のタネを探すために、ミス・メリーが紹介してくれたのは、
「Future Lights Project」のみなさん!
東日本大震災が起きた直後から、
今もなお被災地の写真を撮り続け、現地に通い取材を続ける彼らから、
これまでの活動記録を見せてもらいました。
そして今日は、Future Lights Projectが、宮城県で出会った
常山さんという方へ、インタビューの機会を作ってくれました!!!
気仙沼で魚の卸売業を営む常山さんは、
今から4年前の大きな地震があった時、気仙沼にいました。
ビル10階よりも大きな波がやってきた気仙沼。
常山さんの工場も、その津波で流されてしまったのです。
しかし今、常山さんは、いっつも笑顔でいる。
常山さんが感じてきたことって何だったのかな…?
そこには、MERRYのタネが隠れているかな?
取材の前に、常山さんに質問したいことを、みんなで話し合います。
子ども記者ならではの切り口で、どんどん飛び出す質問のアイデア!!
「工場が流されたときの気持ちは?」
「いちばん苦しかったことは?」
「いつまでも悲しまずに、気持ちを振り切ろう!と思ったの?」
「どうして笑顔でいられるの?」
「みんなに励まされたから笑顔になれたの?」
「もし、僕の家が流されたらどうしたらいい?」
新聞づくりのプロからアドバイスをいただきながら、
常山さんへインタビューしたい質問をまとめていきます。
さあ、いよいよ取材本番です!
MERRY TVに、常山さんと気仙沼の仲間たちが現れ、
生中継で子ども記者たちがインタビューに挑戦!
みんなで考えた4つの質問をしました。
Q.1 津波で工場が流された時、どんな気持ちでしたか?
A.1 工場が流されたことは悲しかったけれど、
まず「みんなが無事かな?」ということを考えて心配しました。
とにかく、家族や友達の命が助かったことが嬉しかったです。
Q.2 何が一番つらかったですか?
A.2 全部がつらかったです。これが、と何かひとつを選べないくらい、
本当に全てがつらくて、“絶望”という気持ちを味わいました。
Q.3 どうやって笑顔になれたんですか?
A.3 はじめは、作り笑顔でした。
元気になったから笑うというのではなくて、
本当は悲しい顔をしたいし涙も出たけれど、表情だけでもニッコリしてみて、
そうしているうちに、周りのみんなも笑顔になれると思ったので。
Q.4 もし、ぼくのおうちが流されたらどうしたら良いですか?
A.4 まずは、自分の命を守ることです。
元気があれば何とかなるから、とにかくみんなが元気で健康で生きていること。
そして、普段からおうちの人と、震災が来たらどうするか
きちんと話し合っておくことも大切です。
何かあった時に「無事だよ」と連絡が取り合えるようにしておきましょう。
インタビューしたことはその場で記者手帳にメモをとり、
とっても一生懸命な子どもたち。
「みんなに支えられて笑顔になれたんですか?」
と子ども記者が質問すると、常山さんはこう答えました。
もちろんです。本当にたくさんの人から助けていただきました。
だから、もし他の場所で同じようなことが起きたら、僕も誰かを助けたい。
そうやって、“笑顔のリレー”を伝えていきたいと思っています。
震災で全てを失って、出来ることから始めようと思い
自分の“生き甲斐”だった絵を描くことや音楽活動を始めたという常山さん。
今は、漁船など地元に関する絵を描いたり、
復興支援のための音楽イベントを行ったりしながら、
気仙沼が前に進むための応援をしているとのこと。
「自分の好きなことや夢を諦めないで続けて欲しい!」
と、子どもたちへの想いを伝えてくれました。
最後は、画面越しに、一緒に笑顔の傘を開いて記念撮影!!
気仙沼市と港区が、笑顔でつながりました!
さて、ここから原稿づくりが始まります!
常山さんから、たくさんのヒントを教えてもらった子どもたち。
インタビュー内容を、みんなで具体的な文章に置き換えていきます。
次々と発言し、その場で内容をまとめていきました。
また、インタビューを通して、みんなが考える笑顔のタネも発表!
今回の記事内容に最適な写真も、みんなで選びました。
たくさん頭を使った後は、アートの時間!
目の前に座っているお友達の“笑顔”をよーく取材して、
紙皿にその笑顔をつくってみよう!!!
今年の2月に福島でスタートして以来、
メリープロジェクトが世界中でおこなっている
「ちきゅうっ子1億人の笑顔プロジェクト」。
身近な素材を使ってつくる笑顔の紙皿アートです。
お友達のメリーなことを取材しながら笑顔を作りました!
全ての原稿を新聞に貼付けて、大きな
「MERRY サンタ新聞」が大完成!!
この新聞はきっと
みんなの家族や友達、東京都のみんな、
日本中のみんな、世界中のみんなを笑顔にします!
世界中みんなが笑顔なら、君たちも嬉しいよね。
君たちが笑うことは、世界中の笑顔につながっています。
ミス・メリーは「地球はメリーゴーラウンド」のメッセージを
パネルシアターを使って教えてくれました。
さあ続いて、今度は本物のタネを植えてみよう!
サンタ新聞社の屋上は、農園になっています。
まずは「Merryあさがおプロジェクト」として
取り組みを続けているあさがおのタネを収穫。
インタビューをさせてもらった気仙沼の常山さんに
お礼として、あさがおのタネをプレゼントしよう!と、
子どもたちは一生懸命でした。
タネをとった後は、芽を植えます。
緑を増やして、地球にクリスマスプレゼントをあげましょう!
前回のMERRY ART GARDENのイベントでタネまきをして
立派な芽を出していた水菜の苗を、
みんなで協力しながら植えました。
新聞づくりに、農業に、たくさん頑張った子どもたちに
ミス・メリーからティータイムのプレゼント!!!
手作りクリスマスケーキがたくさん並び、みんな思わず笑顔になりました。
クリスマスにぴったりのシャンメリーで乾杯です!
おなかがいっぱいになったら、水谷による笑顔の撮影会!
満面の笑顔の花が咲いたのは、美味しいスイーツのおかげかな?
この笑顔が、きっとみんなの元へ返ってくるよ!
ユピテルとトッティの音楽ステージ!
ユピテルはギターと歌声で、トッティはクラリネットで
「世界中の子どもたちが」「雪も風も友達だ」を披露。
子どもたちも一緒に口ずさみメリーな空気でいっぱい。
アースデイwithマイケルのステージでは、
子どもたちもマイケルダンスに参加し楽しみました。
アンコールとして、「People of the world」も初披露。
この曲は阪神淡路大震災に対してマイケルが贈った歌です。
そうして、太陽が沈む頃あの人がやって来ました。
サンタ新聞社ボスのマダム・メリーです!
「あなたたちの新聞見させてもらったわ!とっても素晴らしい!」
日が暮れるまでに新聞を完成させる約束を果たし
どうにか怖いマダムメリーも笑顔にさせる新聞が出来たみたい。
新聞づくりのプロである池田さんから
この日、記者として一人前になったみんなへ認定証を贈呈。
あなたは、きょう一日、たくさんの“メリーのタネ”をあつめて、
しんぶんをつくり、いちにんまえのサンタ記者になりました!
これからも、メリーのタネをさがして、かぞくやおともだち、
いろんな人に、つたえてください。
そのタネは、せかいじゅうをめぐりめぐって
あなたのまわりに“えがおの花”をさかせます。
みんなで、ちきゅうをえがおでいっぱいにしよう!
みんなが作った新聞や今日の日の写真も一緒の超豪華認定証です!
クリスマスプレゼントっもプレゼント。
そして最後に集合写真で「メリー!」
多くの方のご協力のもと、
MERRYサンタ新聞社の取り組みが幕をとじました。
このMERRYなストーリーがたくさんの人に届きますように..
ミス・メリー、マダム・メリー、ユピテル、トッティ、
教育新聞社の池田さん、Future Lights Projectsの皆様、
常山さんと気仙沼の皆様、
ボランティアとして参加してくださった
「地球はメリーゴーラウンド」発行のPHP研究所の仲野さん他
ボランティアスタッフの皆様、
そして、 メリーケーキのスペシャルサポートもしてくださった
アースディwithマイケル皆様、
サンタ新聞社のロゴマークを描いてくれたソラちゃん、
映像出演してくださった、いわきの皆様。
何よりも参加者の皆様、本当にありがとうございました。
参加者の皆様からのアンケートを紹介いたします。
あなたのMERRYはなんですか?
・おどるとき
・プレゼントをもらうとき
・将来の夢はマイケルジャクソンです。
・ともだち&かぞくといるとき!
・将来の夢はうちゅうひこうしです。
・楽しいことは友達と遊ぶことです。
・世界中、宇宙中、LOVE1つの家族
・たべること
参加した感想を聞かせてください
・たくさんのMERRYをいただきました。
・すっごく楽しかった!
・楽しかった
・紙皿でMERRYな顔を作るのが楽しかった
・いろいろなことをやって楽しかった
・おいしかった
・楽しく新聞作りができました。とても勉強になりました。
・勉強になりました
街をMERRYにするためにできることは何ですか?
・紙コップ、紙皿を使わない
・いつまでも笑顔を忘れない
・リサイクル等をして助け合い街をMERRYにしていく
・街をきれいにする
・自分のできることをやる
・笑顔でいる
・タバコをダディに吸わせない
・ゴミを捨てない
ゴミが落ちていたらゴミ箱に捨てる
・ボランティア
環境にとってメッセージをください
・しぜんを守る!森の木はきらない!
・これからも友達とたくさん遊ぶ
・しぜんを大切に
・野菜の農家を東京にもっと作った方がいいと思う
・なんかここら辺は排気ガスが多いな。
ビルが立ちすぎて空気がおいしくないな。日が当たらない
・給食を残さない