高知・黒潮町 砂浜美術館・Tシャツアート展 開幕!
ここは、高知県黒潮町にある砂浜美術館。
実は、黒潮町には、美術館がありません。
この美しい砂浜が、美術館という考え方のもと、
今年で第29回を迎えるTシャツアート展が開催されました。
今回は、今年のTシャツアート展の審査員として参加。
高知県にやってきました。
今年は世界中から1130点の作品が集まりました。
どんな作品に出会えるか、ドキドキ、ワクワクしながら会場へ向かいます。
黒潮町には審査前日に到着。
現地のボランティアスタッフの皆さんと一緒に
美味しい手料理をいただきながら、
イベントについて打ち合わせをしました。
プレイベント当日。
1日の始まりの朝日が昇った。
天気は快晴。
まるで初夏のような日差しが会場である
砂浜を照らす。
昨日の間に砂浜に挿しておいた杭の紐に
みんなでTシャツを取り付け、準備は完了。
広い砂浜と青い海が広がる会場に、
たくさんのTシャツが、まるで
ヨットの帆のように、なびいた。
作業が終わると、
Tシャツアート展に作品を出品した
黒潮町の4年生が、5つの小学校から大集合。
特別授業「砂浜美術館の青空教室」スタート!
子どもたちは、自分が作ったデザインのTシャツを見つけ、
笑顔で、友達に見せ合いっこをしたりしながら、喜んでいました。
みんなで、自分や友達のTシャツ、ベリーズ、
全国からの作品Tシャツのひらひらを楽しみました。
子どもたちの嬉しそうな笑い声が、
風に乗って会場に響き渡った。
会場の中には、MERRY PROJECTがデザインしたTシャツもありますので
是非、探してみてください!
いよいよプレイベントスタート。
スタッフの方から、
砂浜美術館とTシャツアート展についての説明。
そしてMERRY PROJECTからは
子どもたちに笑顔のプレゼント。
世界中の子どもたちの笑顔の傘を開くと
みんなの笑顔もパッと明るくなりました。
説明が終わった後は、
みんなでひらひら舞ったTシャツの中を
笑顔の傘を持って、メリーウォーク!
風で力強くたなびくTシャツと、
笑顔の傘のPOPなコラボレーションが実現しました。
全部で1200枚の作品の中をみんなでMERRY WALK。
ウォークの最後はみんなで記念撮影。
子どもたちへの説明の際、
笑顔の大切さついて少しお話をしました。
ここ黒潮町は日本一津波の高い場所でもある。
町や施設には避難ルートなど地震の津波に対する看板などが多く、
子どもから大人までそういった教育をしっかりと受けている。
これはとても重要で大切なことだ。
しかし、もうひとつ本当に大切なことは
自然と共に暮らし、自然と生きることだ。
海では津波が起きるが同時に、
多くの海の幸を町の人々に恵んでくれる。
そんな素晴らしい自然を街の人々はこよなく愛していた。
自然と共にある町。
自然と仲良くしていく。
それは笑顔も一緒。
笑顔でみんなと仲良く、自然とも仲良く、
アイディアを出して解決することを実戦する。
海の自然と共に生きる町「黒潮町」。
すべての答えは自然にある。
そんな思いを子どもたちと一緒に
笑顔の傘を開いて、発信。
アートはまさに、笑顔のコミュニケーションである。
今回、Tシャツアート展に集まった作品からは、
たくさんの希望を感じることができました。
子どもたちと別れた後は、
特別審査員として審査を開始。
今回のTシャツアート展の砂浜大賞を受賞するのは
どんな作品でしょうか?
続報をお楽しみに!
Tシャツアート展は、5月8日(月)まで開催中。
是非、あなたのお気に入りのTシャツアート作品を探してみませんか?
【第29回Tシャツアート展】
日時:2017年5月3日(水)~8日(月) 8:00~18:00
場所:砂浜美術館(高知県黒潮町・入野の浜)
【開催プログラム】はこちら!
http://www.sunabi.com/works-art/29th-t-shirt-art-info/
※クリックでPDFが保存できます。
MERRY PROJECT 代表・水谷孝次 氏が「審査員」として参加いたします。
これまでJAGDA新人賞、N.Y.ADC国際展・金賞、
ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ展金賞など数々の賞を受してきた水谷孝次 氏。
現在はNPO法人 MERRY PROJECT代表として、世界中の笑顔を撮影。
2008年に開催された北京オリンピックでは、開会式に芸術顧問として参加し、
水谷が撮影した世界中の子どもたちの笑顔が傘にプリントされた
「笑顔の傘」が会場に一面に咲き誇りました。
そんな彼が、今度は「審査員」として、
皆さんが作ったオリジナルティーあふれる作品を審査致します!