カンボジアの希望あふれるMERRYな教育
2018.10.17 18:49
MERRY CAMBODIA 5日目。
今日は、通訳兼コーディネーターのヒアさんの生まれ故郷の村へやってきました!
シェムリアップから車で1時間。
この村にあるプリアバットボンタン寺は、
貧しい子ども達を食べさせて、育ててくれた思い出のお寺です。
今回、村の子どもたちや大人など総勢70名参加!
このMERRYなお寺で、地元の子ども達と一緒に
カンボジアの平和を願い、笑顔の傘を開きました!
カンボジアの子どもたちの笑顔は、未来への希望です!
世界は一つ、一つの夢。それは平和です!
参加してくれた子どもたちには、パンとお菓子をプレゼント。
大変、喜んでもらいました!
世界遺産アンコール・ワットがあるカンボジア。
近年は経済成長が続いており、町や人々の様子も年々活気づいてきている。
しかし、未だに教育問題・貧困問題が多く残っています。
カンボジアでは1970年代からおよそ20年にわたって、内戦が続きました。
その内戦の中、ポルポト政権が成立した1975年から1979年までの間、
教育は資本主義を教え込む元凶と捉え、
それまであった学校を次々に破壊し、教材や本を焼却していった。
それだけではなく、知識のある者は資本主義を生み出す敵として捕らえ、虐殺していった。
この時、教育を行う教師は、徹底的に捉えられ、虐殺されてしまいました。
その数は200~300万人と言われています。
学校、教材だけでなく、教師も失ったことにより、カンボジアの教育基盤は完全に崩壊。
ポル・ポト政権が失脚した後、生き残った人たちにより教育の立て直しが行われたが、
ほとんどの教師を失っており、教えられる教師がほとんどいませんでした。
カンボジアでは、仏教学校は大切な教育施設となっています。
公立の学校もありますが、費用もかかるため、
貧困層の子供たちは学校にいくことができません。
そのため、勉強するために出家して、お坊さんになり、仏教学校に通う人達もいます。
お坊さんになると、費用が掛からないためです。
出家の感覚は日本と違って、カンボジアの仏教では、
お坊さんになるため出家しても、簡単に還俗(お坊さんをやめること)ができます。
中には2、3回出家と還俗を繰り返す人もいるそうです。
お坊さんの間に学業を積み、大人になってから還俗し、仕事を見つけ、家庭を支える人達もいます。
ヒアさんも、小学生の頃、このお寺で大変お世話になったそうです。
現代のカンボジアの子どもたちも、教育問題・貧困問題を抱えています。
しかし、みんなで笑顔で協力し合いながら、笑顔で生活しています。
貧しくても、笑顔がいっぱい!
MERRY PROJECTとして、笑顔のコミュニケーション教育を
子どもたちに伝え、それが少しでも思い出に残ってくれたら嬉しいです。
主催:MERRY PROJECT 協賛:アズビル株式会社
協力:一般社団法人ソーシャルコンパス/ラストマイルワークス株式会社/
カンボジア・愛センター/小さな美術スクール Small Art School /Hope of Chirldren/
MERRY SOCKS/株式会社青森商事/ 株式会社カムアクロス/