MERRY BANGLADESH in Dinajipur 2日目


バングラディッシュを平和で国民に愛される国に…
「今だ世界の最貧国の一つから脱出できていない国」である
バングラディッシュの国
に、笑顔と希望を届けよう。

そんな想いから始まった「MERRY in BANGLADESH」
今回は北西部の大都市ロンプール県
ディナシュプール(DINAJIPUR)2日目。

度重なるテロにも負けず、
たくさんの子ども達の笑顔に巡り会うことのできた
ディナシュプール 1日目。

2日目の今回は、一体どんな笑顔と出会うことが出来るのか。
テロの恐怖にも負けず、様々なひとたちと助け合い、
協力しながら行い続けた「MERRY  BANGLADESH in
Dinajipur

たくさんの人との絆が生まれた
MERRY溢れる2日目です

ボロボロのCNG(電気タクシー)にて
近くの、ショウハリ小学校へ。

しかし、タクシーは外から丸見えでほぼ何も無い。
車体もかなり古く、今にも壊れそうな状態。
こんな状態であれば、いつテロにあって、殺されても仕方が無い。
心配や不安で、気持ちが悪くなった。


大学付属の小学校で、
今まで訪れたどの小学校よりもローカルで、自然豊かな学校だった。
校内には、牛や馬、アヒル、やぎ等の
様々な動物がのびのびと歩いていた。











近所の人たちも学校内へ自由に入り、
生徒たちと交流をしていた。
ここには街と学校という境はないのだ。

小学校の生徒たちはどの子も、
太陽の様な笑顔とパワーで満ちあふれていた。
それはまるで、土から採ったばかりの新鮮な野菜の様だった。

ここに居る子どもたちは、活気にあふれている。
屈託の無い笑顔で笑う子どもたち。
自然に満ちあふれた学校。
それはまさにMERRYにふさわしい、
理想の「MERRY SCHOOL」だった。

子どもたちの顔付きは民族ならではの、
深く魅力的な顔つきで、撮影する側もとてもわくわくしてしまった。

内陸部のインドに近いこの場所にいる子どもたちは、
民族色が豊かで、笑顔が素晴らしい。

しかし、先日に起こったテロのこともあり、
傘を開くことも忘れて、子どもたちの笑顔を夢中で撮り続けた。

訪れた小学校の子どもたちはこの旅で一番、個性的で民族的!
いつもの不思議な一体感で、笑顔いっぱい、MERRYいっぱいの小学校になった。




邦人殺害の件もあり、
小学校を訪れる際は、地元の男子大学生が
ボディーガードとして参加してくれた。

今回の小学校訪問は、たくさんの人たちの
優しさと協力によって、成し遂げられたものだった。





バングラディッシュを旅していて気づいたことがある。
それは溢れかえるようなゴミの数々だ。
道路、道端、茂み…
バングラディッシュの街のいたるところにゴミが落ちている。
バングラディッシュにはゴミ箱などは無く、
ゴミは土に埋めたり、風で飛んでいったり…
街のど真ん中にゴミ置き場があり、
そこに大きなトラックがゴミをどんどん捨てにきていた。
それは街の外観を損なうだけではなく、
そこから腐敗したゴミの匂いや、病気の原因となる
蚊などの虫が多く涌くなど、衛生面だけではなく、健康面においても
たくさんのデメリットとなっているだろう。

そんなバングラディッシュの街を
ゴミのない街にすること。
たくさんの人たちがゴミを拾うことの大切さに気づき
ゴミを拾いを実施し、ゴミを捨てられない空気をつくること。

「MERRY Clean up」こそ、
この街に必要なアクションのひとつだろう。

街だけではない。
貧困や、テロなどの問題で苦しむ人々の心も
クリーンアップしないといけないのではないか。

今回は地元の婦人と一緒にClean upを行った。
トングを片手にいざ、MERRY Clean up!
5分もしない内に、ゴミぶくろの中はたくさんのゴミでいっぱい。
婦人たちも、普段使ったこともないトングを使いながら、
笑顔でクリーンアップを楽しんでくれました。

ゴミ拾いが終わった後に残るのは、
みんなの笑顔と満ち足りた達成感。

MERRY Clean upこそ、この国に必要な一つの鍵ではないでしょうか?


ここディナジプールには、様々な歴史ある遺跡の数々がある。
イスラムとヒンデューが混ざり合った遺跡の数々。

遺跡のほとんどは100年以上前のもので、
建物には共通してルネサンス、ヒンデュー、
ベンガル様式が設計やデザインが盛り込まれ、
建物と自然が一体になった、味のある、美しい建物だった。

しかし、100年という長い月日だけではなく、
同時に、古さの中にある“新しさ”を感じることができた。
まさに「100年の月日が生み出すアート」だった。
それは、この地帯にあるすべての建物に、
共通して感じることだ。

日本でいうところの京都のような、古さの中にある
おもむき、それでいて美しく、とても力強い、生命に満ちあふれた場所であった。

遺跡によってはそこで、生活をしている人もいた。
そこは、遺跡という名の住宅でもあったのだ。


3日目。
いよいよ、警察の指摘もあり、
ホテルから一歩も出られなくなってしまった。
ホテル関係者も厳しく「出るな!」という。

そんな中、ホテルのどこかから、
音楽が聴こえてきた。
気になって見に行くと地元の劇団が、
演劇と演奏の練習をしていた。

劇団のリーダーは若い頃から、
相当な平和・人権活動家であったようだ。
そのためか、額には大きな傷が残っていた。

彼らの演劇は「14歳の嫁いじめ」がテーマである。
バングラディッシュでは多くの女性が、18歳未満で結婚し、
若くして、教育を受ける機会を失い、家事などの労働力となっている。

彼らはそんな「幼年婚」に関する
「啓蒙の演劇と歌」をたくさんの人へ、
演じることでメッセージを届けているのだ。





このホテルの壁紙にも
「女性の自由。女性を暴力から守る。」といったメッセージが描かれている。
イスラムや、ヒンデュ・ヒンズー教徒の古い
慣習の根強いバングラディッシュは、男性優位の国。

女性の自立を促すことは、子どもの利益に直結する。
バングラディッシュの女性たちの結婚年齢があがり、
教育を増やすことが出来れば、
各種専門分野のスキルを身につけることができる。
また、仕事の幅も広がり、賃金は上昇。GDPも向上。
子どもへの教育方法・知識を身につけることにより、
子どもの生存率の上昇にも繋がる。

この劇団とコミュニティが協力し、
教育の大切さを理解させ、
早すぎる結婚から女性を守る活動が大切であると感じた。




演劇の途中ふと、窓の外を見てみると
ホテルの隣の家で、可愛い女の子が、
お母さんと一緒にお昼ごはんを作っていた。

女の子がこちらに気づいたが、
ホテルの中からなので声をかけることは出来なかった。
そのかわりに、笑顔を向けると、
女の子も可愛らしい笑顔を返してくれた。

笑顔をプレゼントしてくれた女の子に、
その場で折り鶴を作り、二階の鉄格子の隙間から、
空に向けて投げ、プレゼントした。

鶴を受けとった女の子は、より笑顔を輝かせた。
ホテルの二階から、鉄格子ごしで言葉を交わすことも出来ないが、
鶴を手に包みこみ、こちらにむけられる笑顔からは
「ありがとう」という想いと、
それだけではない、
何か特別な感情が伝わってきた。

「彼女の笑顔を撮りたい!」
急いで、一階に降り、彼女のもとへ向かったが
ホテルの外へは出られない。
それでも、どうしても彼女の笑顔をカメラに納めたい一心で、
鉄格子の壁の隙間から、彼女の写真を1枚だけ撮ることが出来た。

鉄格子、人種、性別、言葉の壁なんてものはない。
まさに、笑顔だけで人と人とが言葉をかわす
「笑顔のコミュニケーション」が生まれた瞬間だった。
この国の女性たちは、笑顔にあふれている。
とってもフレンドリーで、MERRYだ。
それはまさしく、平和な世界へ繋がるための
1つの“鍵”であり、“力”だ。

そんな女性たちが持つ力を信じ、支援することで
貧困の悪循環から脱却し、
貧しい生活から抜け出せるかもしれないという
「MERRYな希望」が生まれてくるのです。

「MERRY BANGLADESH!」


劇団の人々のMERRYとは?

①演劇は私の人生です。MERRY は楽しいこと、笑うこと、そして仕事。

②新しいことをするのが好き。踊ることも好き。

③小さい子どもから老人までみんなと一緒に
仲良く、付き合うことが好き。
メロディー、笛を吹くことが、とても好きです。

④歌うことが好き。

⑤絵を描くことが好き。

⑥歌を歌うのが好き。
歌を歌うと心の悲しさが全部無くなります。

⑦歌を歌うことが好きです。

⑧楽器を弾くのが好き。

⑨演劇が好きです。

→「MERRY BANGLADESH」Facebookページはこちら!

MERRY IN BANGLADESH 
主催:MERRY PROJECT 
協賛:アズビル株式会社/日星電気株式会社
協力:MERRY SOCKSDAGASHIを世界用語にする会/MERRY HUB/
特定非営利活動法人エコモンズ/株式会社 ind tech/come acros

〈MERRY BANGLADESH 詳細はこちら↓ 〉

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