サンフランシスコはMerryな街だ。
その代表的なHAIGHT ASHBURY（ヘイトアシュベリー）は
1960年代のヒッピー発祥地と言われる。
ケネディ大統領の暗殺、ベトナム戦争の泥沼化、公民権運動の活発化と
アメリカにとって1960年代は、まさに激動の時代だった。

そんな社会の流れの中で、
生まれたのがヒッピーと呼ばれる若者たち。

彼らは安い家賃にひかれてヘイトアシュベリーに移り住み
それまでの常識を打ち破り、独自のカルチャーを創り出していった。
彼らのスローガンは「反戦、平和、自由」。
ロック、サイケデリックアート、コミュニケーションを生みだした
彼らのムーブメントは世界に大きな影響を与えた。
そして50年。

2014年。
今、サンフランシスコでは、日本のカルチャーがとても人気。
アニメやゲーム、音楽、アート、ファッション、フードなど、
とにかく「カワイイ」ものが集結した
米国最大級のJ-POPカルチャーフェスティバル「J-POPサミット」が、
ジャパンタウンとユニオンスクエアを中心に2日間、開催。

この2日間、ユニオンスクエアとジャパンタウンの会場のステージで
笑顔の傘のインスタレーションイベント。
メッセージパネルをひとつずつ出していき、福島の話をした。

・Do you Know Fukushima（福島を知っていますか？）
・Fukushima ＝Tsunami？（福島＝津波ですか？）
・Fukushima = nuciear accident（福島＝原発ですか？）
・I know…（私は知っています）
・Fukushima ＝ Smile !（福島＝笑顔なんです！）
・100,000 children living in Fukushima made these smiles.
（福島に住む10万人の子供たちが、これらの笑顔を作りました）



パネルを観客の前に出す度に歓声と拍手が沸き起こる。
そして笑顔の傘を1本開くと、更に歓声と拍手が大きくなった。

「これは福島の子供の笑顔です」

「未来の地球を明るくするのは、子どもたちの笑顔です」

「この笑顔を世界に発信し、未来の子どもたちが笑顔になれる平和な地球にしていきましょう」

「それでは、みなさん一緒に笑顔の傘を開きましょう」

その場で参加者を呼びかけると、
あっという間に世界中からMERRYな人々が集まった。

「One World, One Peace!　世界はひとつ、ひとつの平和!」
「子どもたちの笑顔は、未来への希望です」




笑顔の傘をみんなで一斉に開く！

笑顔の傘を開くと不思議な力が湧いてくる。
みんなMERRYになって、笑顔になって、未来への希望が胸にあふれた。

国境を越え、世界中から国籍も問わず、年齢も性別も関係ない。
世界中から参加者が集まり、
「Merryの輪」を繫ぐMerryな人々が、
この場所に集まり、世界に笑顔を発信した。

そしてMERRY WALK。
地球人が未来へ、明日に向かって歩く。

会場の人並みをかき分け、
ジャパンタウン中央広場の象徴「平和の五重塔」を通る。
サンフランシスコの人々が、皆振り返り、笑顔の傘に大感動。
MERRYな空間と時間を、会場にいる人たちと一緒に作り上げることができた。

MERRY PROJECTのブースには、福島の子ども達の笑顔がいっぱい！
ステージでのパフォーマンスを見て、感動した人たちがみんなブースに来てくれた。

サンフランシスコの人々に、ふくしまっ子の笑皿を見せて説明すると、
子ども達も理解してくれ、福島のことを想いながら、笑皿づくりに参加してくれた。

サンフランシスコっ子の笑皿は、
星がキラキラしていて、色がカラフルでダイナミック。
とてもアメリカンポップ。
子どもも大人も、みんな笑皿づくりに夢中になった！

「毎日、笑顔の傘を開き、笑顔のアート皿を作れば、
争いごともなくなり、きっと世界の平和に繋がるはずだ。」と確信した。

ふくしまっ子とサンフランシスコっ子がつながる。
次は、ロンドンっ子とパリっ子とバルセロナっ子。

ちきゅうっ子１億人をめざし、メリープロジェクトは今日も続く。
世界が笑顔に染まるまで。

今回のMERRY in SF をプロデュースしてくれたアトレの後藤さん、ニューピープルのみなさん、
そしてボランティアスタッフのみなさん、笑顔の傘を開いてくれた世界中のみなさん、
MERRYチームのみなさん、本当にありがとうございました。

次回のMERRY NEWSでは、サンフランシスコで展開した「MERRY U」「MERRY BIRTHDAY」「MERRY TIME 」「MERRY GO ROUND」などの企画について、
レポートしますので、どうぞお楽しみに！

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