ラジオ関西「ラジトピ」掲載!/大阪・関西万博 開幕まで2年 ”いのち輝く” SDGsテーマにファッションショー、 車いすから見えた景色は?

この度、2025年大阪・関西万博まで、あと2年を記念し、
開催した「すみのえSDGsアクション/大和川スマイルプロジェクト」に関する記事を、
ラジオ関西「ラジトピ」にて取材・掲載していただきました。



ラジオ関西「ラジトピ」

大阪・関西万博 開幕まで2年
”いのち輝く” SDGsテーマにファッションショー、
車いすから見えた景色は?

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ラジオ関西「ラジトピ」
大阪・関西万博 開幕まで2年
”いのち輝く” SDGsテーマにファッションショー、
車いすから見えた景色は?

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大阪・関西万博(2025年4月13日~10月13日 184日間)は4月13日、開幕まで2年を迎え、会場の人工島・夢洲(大阪市此花区)で起工式が行われる。

「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマの下、「誰ひとり取り残さない」社会を実現することが究極の目的とし、単なる技術競争ではなく、 国連が定めたSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを加速させるイベントと位置づけられている。

SDGsは、 2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標。17のゴール・169のターゲットから構成される。

大阪・関西万博が開催される2025年は、SDGs の目標年である2030年まであと5年となり、SDGs達成に向けた進捗状況を確認し、その達成に向けた取り組みを加速させる機会と位置付けられている。

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 4月2日、SDGsをテーマにした、”サスティナブルファッションショー”が開催された。ショーの舞台は、万博会場の人工島・夢洲(大阪市此花区)へつながる大和川下流(同市住之江区)。

 大和川の水質は2005(平成17)年から3年連続して、国が管理する一級河川の中で全国ワーストとなった。それ以来、清掃活動やシジミの放流など、昔のような魚の泳ぐ大和川を取り戻すための対策を「ライオンズクラブ大和川再生委員会」など、市民が中心となった取り組みを続けている。
 その後、国が管理する一級河川の中で、「過去10年間で水質が大幅に改善されている河川」で全国で第1位になるなど水質の改善が進んだ。

この日は、袋入りスナック菓子のパッケージや、ペットボトルのキャップなど大和川に捨てられていたプラスチック廃材や、近隣住民が集めた廃材を縫い合わせて、大阪モード学園(大阪市北区)の学生69人が制作した「SDGsドレス」17着のほか、500人の子どもの笑顔をプリントした直径10メートルの「笑顔ドレス」を披露した。

イベントの仕掛け人は、世界各国の紛争地や被災地など35か国で撮影した5万人以上の子どもたちの笑顔をプリントした傘をアートとして表現する「MERRY PROJECT (メリー・プロジェクト)」 を展開するアートディレクター・水谷孝次さん(東京都港区)。
 プロジェクトは1999年にスタートし、これまでに世界各国の紛争地や被災地など35か国で撮影、2022年は北京オリンピック開会式の演出で、これらの「笑顔の傘」が披露された。
 「MERRY PROJECT」は、大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」を実現し、SDGs達成のため、さまざまな参加者が主体となる『TEAM EXPO 2025』プログラムの共創チャレンジとして参画。2023年4月までに共創チャレンジの登録は1000件を越えた。

水谷さんは1980~90年代、大手航空会社やファッション、食品メーカーのヒット商品の広告ポスターやパッケージ、 プロ野球チームのロゴマークなどのデザインを手がけ、日本の広告界になくてはならない存在だった。その経験を今、世界が正面から向き合わねばならないSDGs(持続可能な開発目標)に向けている。
 水谷さんは「地球そのものをデザインする時代。中でも笑顔は最高のモチーフだ」と話す。そして「万博への機運も、SDGsへの取り組みも、”地道にコツコツ”進める」というテーマを持っている。
 そして、新型コロナウイルスの世界的なパンデミックで委縮しがちだった日常で、単なるお祭り騒ぎではなく、アートディレクターらしくデザインの力で「ワクワクするような世界」を創りたいと話す。

水の都・大阪で、水辺の環境が整備されていなければ、せっかく万博を開催しても海外から訪れた人たちがガッカリする。神戸にも港を中心に発展したウォーターフロントがあるが、にぎわいという点ではまだ足りない。阪神・淡路大震災以来、節目に訪れる神戸で、このプロジェクトを展開した水谷さんはそう感じている。「街じゅうが万博のようなパビリオンになれば、もっと関西は魅力的になる」というのが持論だ。

水谷さんが地元のライオンズクラブや大阪モード学園に呼びかけ、イベントには500人以上が参加した。 大阪湾の美化にもつながる清掃活動も行った。

■SDGsドレス、制作して見えたものは?~大阪モード学園

 そして、川を汚すプラスチックなどの廃材が、未来を担うデザイナーが学ぶ老舗・大阪モード学園(大阪市北区)学生たちの手によって、世界でひとつだけの、アートで個性豊かな「SDGsドレス」に変身した。

 3年の直原彩香さんは、“プチプチ”と呼ばれる気泡緩衝材にペットボトルのキャップを連ねた。「かわいいと思ってもらえるようなデザインを考え、2日間、5人で1日12時間かけて制作した」と振り返った。

 同じく3年の高木藍羽さんと藤原奈未さんはメイクとヘアを担当。「屋外ファッションショーは初めて。いつも向き合うのはテキスタイル(織物や繊維)なので、廃材を使ったドレスに合うようなメイクを考えるのが難しかった。通常のファッションではなく、こうしたコンセプトでショーを企画すること自体、環境問題が深刻なんだと実感した。今、繊維のリサイクルも進んでいるし、ヒントになることは沢山あった」と話した。

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■車いすからの目線、これを強みに~牧野美保さん

ファッションショーの司会は、関西在住で、自らを「車いす女子」と名乗り、SNSで情報を発信する車いすコミニケーションデザイナーの牧野美保さん。5歳の時に自宅で転倒し、原因不明の横断性脊髄炎により車いす生活が30年続く。”どんな人でも夢を叶えられる社会”をつくることを心に誓う牧野さんは、川沿いのイベント会場へ到着できるか不安だったという。
 「地面は車いすが通れるような平板なところなんだろうか、設備はどうなっているんだろう…」。でも、その不安はすぐに吹き飛んだ。スタッフがサポートしてくれて、開放的な空間が、明るさと元気さが前向きな気持ちにさせてくれた。

同時に、牧野さんは大阪・関西万博に向けての街の「バリアフリー化」が急激に進んだと実感している。現在、大阪の玄関口、キタの梅田やミナミの難波は、数年前とは比べものにならないくらい、道路が整備され、平坦で広いスペースが増えつつある。鉄道各社は駅のバイアフリー化を本格的に始めているが、特に大阪メトロで乗降口とホームとの段差がほぼなくなり、エレベーターの数も増えつつある。ハンディキャップを持つ人たちが日常生活で気を遣うのは、移動経路の時間。比較的スムーズになったことに少し安堵している。
 2年後に開幕する万博については、「もう、そんな時期になったんだ。もっと盛り上がってもいいのに」と思うことがある。無理もない。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、民間レベルのイベントは自粛を余儀なくされたことが大きい。

この日のイベントで、改めてSDGsについて考えさせられた。「プラスチックごみといえば、ストローとペットボトルのイメージばかりが先行するが、スナック菓子のパッケージ袋やペットボトルのラベルがこれほどまでに日常にあふれていることに気付かされた。でも、(大阪モード学園の)学生さんたちの発想力でしっかりとしたデザインになっていることに驚いた」と話す。
 そして、「多様性と調和、そしてSDGsを考えるファッションショーだが、環境汚染がここまで進行しているという危機感を共有する機会になった」とも話した。

車いすという、立った状態よりも低いところから見る日常。牧野さんはこの目線を「ひとつの強み」ととらえている。SDGsが「誰ひとり取り残さない」理念を大切にするならば、自らの就職活動で感じた“前例のない車いすユーザーの雇用”といった社会の壁を取り払い、さまざまな障がいを持った人たちの就労の機会を増やす仕組みを考えるのが使命だという。

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ラジオ関西「ラジトピ」
https://jocr.jp/raditopi/2023/04/12/496558/

<MERRY NEWSはこちらから>
EXPO2025 大阪・関西万博開催まで2年🌎
「TEAM EXPO 2025」プログラム/共創チャレンジ
すみのえSDGsアクション/大和川スマイルプロジェクト
https://www.merryproject.com/all/20230402yamatogawa/

 

 

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