オバマ大統領へ千羽鶴贈呈へ
2009.02.03 0:31
広島県世羅町出身で米国カリフォルニア州在住の主婦が
地元の子どもたちと作った千羽鶴が、
州選出議員を通じてオバマ大統領に届けられることになった。
取り組みを伝える現地の新聞を見て、古里の両親も喜んでいる。
主婦はサンフランシスコ郊外に家族5人で11年前から住む
仲井かおりさん(38)。次男(11)が通う私立校で
指導した折り鶴教室の評判が広がり、
地元紙「ザ・サン」「カリア」が
オバマ大統領就任式(1月20日)の翌日に報じた。
記事で、仲井さんが「大統領に平和のシンボルを届けたい」と
コメント。その後、州選出の日系下院議員マイク・ホンダ氏が
「手渡したい」と学校に申し出たという。
仲井さんの母方の祖母富士谷ヨシエさん(92)
=三原市大和町=は被爆死した義兄とめいを探すために入市被爆した。
仲井さんは小さいころから惨状を聞き、平和の大切さを教えられた。
世羅町本郷の実家に仲井さんから届いた記事は
父石原正俊さん(73)が翻訳。
母の暁子さん(67)は「母の記憶が孫に受け継がれたのでしょう」と
感慨深げだった。
【写真説明】米地元紙の記事に見入る石原正俊さん(右)と暁子さん
※中国新聞より抜粋
平和を願う千羽鶴という、日本の文化が
新しい時代を象徴するオバマ大統領の元に
届けられることはとても素晴らしいことですね。
世界中が平和になりますように。