ジープで砂漠を走った。

黒砂漠。白砂漠。

砂漠は次々と様々な表情を見せる。

たまにジープを降り、自分の足で、裸足で走る。

皮膚が焼けそうに熱い。

砂に埋まりなかなか進まない。

転んでしまい、大の字になる。

３６０度全て砂漠。

気温は軽く４０度は超していただろう。

「生きてる。」

地球を遊ぶってこういうことなのかもしれない。

そして、砂漠のど真ん中で一夜を過ごす。

ついに念願が叶った。

見渡せば満天の星空。

まるでプラネタリウムのようだ。

邪魔する建物や光がない分、普段どこにいても見れるはずのなかった星たちが姿

を現していた。

地球って素晴らしい。生きてるって素晴らしい。

シンプルにそんなことを想った。

そうなんだ、「生きてる！」って感じることこそが、僕にとってもMerryなのだ。

これからの人生、どれだけこう想えるだろうか。

満天の星空の下、野グソをしたのは秘密にしておこう。