宮城県美術館「あの日からのデザイン」
2013.08.06 13:32
2011年3月11日のあの日から、美術も、美術館も変わった。
先月はゴッホ展、来月はシャガール展が行なわれる
宮城県美術館で「なつやすみこどもびじゅつかん」を開催。
メリープロジェクトによる参加型ワークショップの数々は
満員御礼の大人気となりました。
七夕の日に舞い降りてきた笑顔の天の川。
子どもたちの笑顔がお星さまのようにキラキラしている。
参加型ワークショップ「MERRY HEART MESSAGE」と
「笑顔の紙皿アート」は訪問する度に壁に広がっていく。参加型アートは大人気。
地下のメリーギャラリーにも笑顔空間が広がった。
Merryな世界中の子どもたちの笑顔のシートや傘でギャラリーに笑顔が並んだ。
「アート傘をつくろう!」は子どもたちの感性が随所に見られた。
参加者それぞれが家からもってきたもう使わない傘に
ピンク、イエロー、ブルー、グリーンなどの絵の具でどんどん描いて
オリジナリティ溢れる傘がいっぱいできた。
参加したみなさん、ご家族からは
「子どもたちが迷いなく描き始めたのにおどろきました!」
「上手にできて雨の日がたのしみ!」
「家族で傘で写真をとることができて嬉しかった!」
などの感想をいただきました。
今回バニーコルアート株式会社様による絵具提供で
子どもたちの自由な発想の作品をいっぱい作ることができました。
「フェイスカイト(凧)をつくろう!」では
仙台凧の会のみなさんが凧づくりを指導。
子どもたちが思い思いの「笑顔」の凧を作成し、その凧を持って河川敷へ。
緑の芝生を駆け巡って一生懸命に凧をあげる子どもたち。
空に願いをこめて空高くあがった凧と一緒に
東北の被災地の子どもたちの笑顔の傘を広げ、笑顔の凧も一緒に空を舞った。
空を見上げて凧を眺めていると
Merryな宇宙にいるみたいな錯覚に陥る。凧は平和の象徴。
アフガンでも、パレスチナでも、イスラエルでも
凧は戦争のあるところではあげることができない。
青い空に舞う笑顔がMerryな世界を物語っている。
またこの凧あげをきっかけに
仙台凧の会の会長さん、みなさんと来年イスラエルのエルサレムで
世界平和のために笑顔の凧をあげることや
今年のクリスマスには気仙沼で
「被災地の復興を象徴するような
笑顔の大きなイベントをみんなで一緒に行ないましょう!」と約束。
美術の教科書でMERRY PROJECTが取り上げられたのをきっかけに
ご縁が次々とつながっていった。
会期初日、雨から始まったワークショップも
今回快晴の凧あげで終えることができた。笑顔の虹が仙台の空にかかった。
アートとデザインは社会問題を解決していくものだ。
主役は地球にいるひとりひとり。
ひとりひとりがデザイナーとなって社会をMerryに変えていこう。
みんながつながって社会と関わっていくことが
これからの美術が目指していく方向性であるのだ。
広がる美術、つながる美術。
宮城県美術館は、これからの未来の美術の在り方を提案した。
主催:宮城県美術館
企画協力:MERRY PROJECT
用紙協力:株式会社 竹尾
絵具協力:バニーコルアート株式会社
フェイスカイトをつくろう!協力:仙台凧の会
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