東京湾に海の森出現!?
2009.06.17 18:56
日本国内のみならず世界で活躍中の
建築家の安藤忠雄さんはヘリコプターの中から東京湾を埋め立てた
巨大なごみ捨て場を見下ろしながら構想を思いついた。
そこに広大な「海の森」を造ることだ。
その構想は後に、東京都による2016年五輪の招致活動の
一部としても役割を果たすことになるらしい。
安藤さんは東京湾にひろがる
88ヘクタールにもおよぶごみ処分場を、日本の首都に
自然のオアシスに変えたいと思い東京湾に海の森を作ることを
決意し「海の森プロジェクト」を始めた。
「海の森」予定地は、
五輪のメインスタジアム予定地から約6キロ、
皇居から10キロに位置し、都心とはトンネルで結ばれる。
植樹の間をめぐる敷地内の道路 は、
都内で解体されたビルのがれきをリサイクルして造る。
地下の下水道システムによってすでに、
ごみなどから出た有毒物質が東京湾に
流れ込まないよう処理されている。
また「海の森」によって、
緑地で冷却された風が都心部に流れ込み、
ヒートアイランド現象を抑える
自然の空調としての効果もあるという。
安藤さんによると「海の森」に苗木を植樹をするため50万人に、
1人あたり1000円の募金を呼びかけ、
これまでに40万人が応じ、植樹も始まっているという。
オリンピックのあるなしに関わらず
東京にひとつでも多くの緑を増やす活動に
あなたも参加してみては。。
原文はこちら
→東京湾に「海の森」を、五輪招致にも一役
安藤忠雄さん