先日、四国にある香川県立善通寺第一高等学校へ
デザインの特別講義を700人以上の生徒さんと先生方に講演会をしてきました。
この日は早朝4時に起きて羽田から、朝一番の飛行機に乗り、高松空港へ。
高松空港へ降りると、イサムノグチ作の巨大な
モニュメントが入り口にあり、お出迎え。
そこから善通寺まで、高校の林先生が迎えに来て頂いたので
高校までの1時間ドライブをしました。

道中、先生お勧めの製麺所の一角にある讃岐うどん屋さんへ行き
天ぷらうどんを頂きました。本場の讃岐うどんは絶品。
スープまで全部頂きました。
そして、いよいよ高校に着くと、学校の入り口にも
イサムノグチの制作したオレンジのきれいな子供向けの遊具があり、
とてもお洒落な学校でした。

道中、外を眺めていると、街の色々なところに、イサムノグチの作品が・・・
何故、イサムノグチかというと、高松で、良い石が採れて、
腕の良い職人がいるので、晩年の作品は高松で多く作っていたそうです。
まるでイサムノグチが街をデザインしているようでした。

午後から普通科とデザイン科の生徒さんに講演会をしました。
みんな未来の日本を背負って立つような若い生徒さんなので
こちらも希望溢れる生徒さんに良い話をと思い、
1時間半の間、一生懸命声が枯れるまで
広告デザインから、北京オリンピック、Farmingや先日行なった
インドネシアでのMerry Umbrella Projectの話や
今度、刊行する「デザインが奇跡を起こす」に
まつわる話など様々な話をしてきました。

今回の講演では、普通科の生徒さんが多かったため、
最初、私にはあまり関係ないと思っていたようだが
「デザインは紙の上でするだけのものではなく、
自分の人生自体もデッサンし、デザインしないといけません。
これからの時代に必要なデザインとは何か？
なぜ、この時代に笑顔が必要なのか？
なぜデザインをするのか？」などの話をしました。
だんだんと話が進んでいくと、途中から、真剣に耳を澄まし
良い緊張を持って聞いてくれるようになり
とても良い講演会になりました。

この日出会うことができた高校生たちが、
日本の未来を元気にするような希望を持って、
これから、たくさん勉強して活躍してもらいたいと思います。
今日の講演会が、高校生の人生のデザインを考える、
変えるきっかけとなれば嬉しいです。