青空を翔ける. MERRY RUNNER
11月3日から川越にて開催中の「第6回 蔵と現代美術展」にて、
MERRY IN KAWAGOE を実施。
テーマは 「響きあう空間」 。
平和をテーマにした瀬島さんの作品「RUNNER」と
笑顔の傘のコラボレーション作品を展開。
ギャラリーから脱出し、小江戸・川越の町中に
子どもたちの笑顔をあふれさせ、「笑い声」が響きあう空間を創りました。
イベント当日の天気は、快晴。
今回の作品と同じブルーの空が、川越に広がっていました。
小江戸・川越の街には、日本だけでなく、
海外からも多くの観光客が押し寄せており、観光バブル。
メリーなフォトスポットが川越に誕生。
道行く人たちがこの作品と一緒に
記念撮影していく様子が多く見られました。
今回、私は瀬島匠さんの作品「RUNNER」と
笑顔の傘のコラボレーションをさせていただきました。
零戦に乗って飛び立っていった飛行士たちは、未来の子どもたちの笑顔が広がり、
世界が平和になり、幸せになることを願って、大空へ飛び立っていったのだろう。
そして、瀬島匠さんが作品「RUNNER」に懸ける思いを話してくれました。
「小学生の頃から船や飛行機が大好きで、その中で特に零戦は、憧れの飛行機でした。
しかし、大人になるにつれ、多くの物語に登場する零戦は、
あまりにも悲惨な夢を打ち砕かれるストーリーが多く、心痛むものでした。
青年パイロットの夢や希望を一瞬に打ち砕く特別攻撃に零戦を含む4000機の、戦闘機が飛び立っていきました。
もし戦争が終わり、スポーツや、競技、友好の架け橋に零戦が使われていたとしたら、
迷彩カラーから、鮮やかな美しいデザインに塗り替えられ、
リンドバーグが飛行したのルマンディーのエトルタ上空や、
エッフェル塔を翼をゆったり傾け旋回し、凱旋飛行したかもしれません。
1997年から、フランスや日本の展覧会で花の種を蒔く戦闘機とて作品を発表してましたが、
この度は縁あって、世界中に子供たちの笑顔を届けるアート活動をされている水谷孝次さんと、
幸運にもコラボ作品を制作することができました。
世界中に笑顔を届ける水谷さんの活動に少しでもお役に立てれば幸いです。」
とコメントをいただきました。
いよいよイベント本番。
参加型のコミュニケーションアートイベントとして
来場した皆さんと一緒に笑顔の傘を開きました。
子どもたちの笑顔は未来への希望。
笑顔の歴史が残る小江戸・川越から平和のメッセージを世界に発信しました。
時の鐘の前で、笑顔の傘を開くと、
通りがかった子どもが、「私にそっくりな笑顔見つけた!」と喜んでいました。
笑い声が、響く川越。
またこの日は、美術家を目指している角井雅仁さんが
大勢の群衆の中、この作品の前で、
日没までギターの弾き語りをしてくれました。
彼のアート作品は、彼が歌っている姿そのものです。
これからも多くの場所で歌い続け、
社会とつながりながら、
みんなに喜ばれる歌を歌い続けて欲しいです。
また今回の作品の隣に設置されているアートボックスに参加している
未来のアーティストを目指す若者たちのプレゼンテーションを聞いて
笑顔のコミュニケーション。アートがもっと身近なものになっていって欲しい。
これからの時代のアートは、ギャラリーや美術館で見る個人的なものではなく
社会全体を対象に広がっていくものである。
画廊やギャラリーでは、あくまでも一部の人しか見ることができない。
しかし、社会全体に広がっていくことで、アートを通じた思いや考えを、
その町に関わるすべての人たちに届けることができる。
アートは何のために存在するのか?
真のアートは、人々に勇気や希望を与え、平和のために存在する。
真のアートが、世界にあふれた時、きっと新しい平和な世界が見える。
多くの問題を抱えているこの世界にこそ、笑顔が大事。
MERRY PROJECTは、その場所を目指して、
これからも笑顔のコミュニケーションアートを続けていきます。
今回、お世話になった瀬島匠さん、蔵と現代美術展 実行委員会の田村さん、
イベントに関わって頂いたスタッフのみなさん、
角井くん、冨田さん、その他この作品を見るために遠くから訪れてくださったみなさん、
本当にどうもありがとうございました!
川越・蔵と現代美術展は、11月24日まで!
是非みなさん、川越まで足を運んでみてください。
詳しくはこちら
https://www.kura-art-kawagoe.com