Merry in Sudan
2010.08.16 8:35
アフリカの東部に位置するスーダンで活動する、
川原尚行医師を中心とするNPO「ロシナンテス」に取材してきました。
川原医師は外務省で働いておられたとき、
スーダンを訪問されたことをきっかけに
もっと現地の人たちと近い形で、医師として医療の改善に貢献するため、
外務省を辞職し日本を飛び出し、
今から5年前、遠い異国で医療活動のNPOロシナンテスを設立されました。
今回、川原さんが活動しておられるシェリフハサバッラ村に行ってきました!
村の子どもたちは元気いっぱいで、とても笑顔がMERRYでした。
ロシナンテスの活動は、
水・衛生事業、スポーツ事業、教育事業、母子保健事業など多岐にわたり、
川原さんの理念のもとに集まってきた現地日本人スタッフも10人います。
みなさん、毎日決していい環境とはいえない事務所や、
村で毎日、砂でどろんこになって働いておられました。
川原さんは言います。
「スーダンには何もないけど、日本にない何かがある。」
現地で出会ったスーダン人はみな親切で、コミュニケーションを大事にしていました。
日本のように便利なものは多くなくても、家族がひとつ屋根の下で仲良く、
それぞれが、MERRYな毎日を楽しんでいました。
まったく文化が違うのに、
そんな村の風景はなぜかとても居心地がよかったです。
この村のこどもたちの笑顔が、
川原さんたち日本人の活動で作られてゆくのだと思うと、
とてもうれしくなります!
思い返すと、事前に日本で得たスーダンの情報は、紛争や貧困など
よくないニュースばかりでした。
ですが、一度足を運んでみるととても穏やかないい国でした。
スーダンという国には、
変えないといけないことも多くあるのかもしれませんが、
守らないといけないものがたくさんある気がしました。
そんな川原さんのMERRYは
「仕事を終えて、ゆっくりと眠りにつけること」。
どうかスーダンのために、
これからもお体を大事に頑張ってください。
取材を受けていただいてありがとうございました。