Merry Umbrella Project in 坂出
2011.04.11 23:58
先日の「MERRY MY TREE」に引き続き、
今日は香川県坂出市(さかいでし)、番の州町というところで笑顔の傘を開きました。
坂出市は、みなさんご存知の四国〜中国地方をつなぐ瀬戸大橋が通る、四国側の玄関口。
香川県のほぼ中央に位置する坂出港は、江戸時代より塩の積出港として栄え、
1951年(昭和26年)から重要港湾にも指定されています。
この塩の町として栄えた坂出において、製塩技術の近代化により塩田が埋立てられた
昭和46年以降も、その跡地に整備された工業用地の物流拠点として地域を力強く支え続けています。
そんな坂出市に、11ヘクタールもの広さに400万本もの菜の花が咲き乱れる菜の花畑があります。
2002年から、香川県観光協会によって始められた「花いっぱい運動」の一環として
県有地を整備して進められてきた取組みです。
今年は、震災の影響もあり香川県観光協会としての参加を自粛したこともあり、
地元のNPO団体「E&Cフォーラム」松浦代表を中心とした協力者の方々は
直前になり大変なご苦労をなされたことと思います。
私たちメリープロジェクトとしても、笑顔の力でそうした地元の方々の取組みを元気に応援したい!
という一心で、この地に駆け付けました。
東日本大震災の被災地の方々へ笑顔のメッセージを送る「MERRY SMILE ACTION」としての
取組みについても、現地の方々は快くご承諾頂けました。
東京から夜行バスで約9時間。
早朝に坂出駅に着いた私は、ロケハンも兼ねて早速、菜の花畑へ向かいました。
今年は、強い潮風や不安定な気候などの影響で、咲き具合は100点満点!とはいかなかったようですが、それでもやはり無数の菜の花が彩る「黄色のにぎわい」は、とてもとても心が躍るものでした。
その光景を目にした瞬間、菜の花畑の中に、笑顔の傘を自由気ままに咲かせたい!
とひらめいた私は、早朝から一心不乱に数十本の傘を、菜の花たちを傷つけぬよう、
せっせと配置していきました。
そうするうちに、現地に到着した実行委員の方々や色々な関係者の方々が
「何しよんな(何してるの?)」とオーガニックな讃岐弁でお声をかけて頂き、
振り向くと何人もの方々が傘のセッティングや、傘が潮風で飛ばないよう石で固定するなど、
知らぬ間にお手伝い頂いており、大変驚き、大変感動しました。
今回の菜の花畑の傘の設置は、地元坂出市民の方々との合作になりました。
午前10時。
地元の協力者の方々がお揃いになり、「E&Cフォーラム」松浦代表や、
先週オリーブ植樹にご協力頂いた大林先生(東京理科大名誉教授、四国新聞論説委、等)も
駆け付けて頂き、オープニングセレモニーが開かれました。
震災の件もあり、テープカット等の華やかな催しは自粛となりましたが、
元気な菜の花に囲まれて素敵なひとときでした。地元メディアの香川放送の方も取材に来られて
おり、最後は皆さんで笑顔の記念撮影をさせて頂きました。
先週のオリーブ農園に引き続き、今週も瀬戸大橋を背景に笑顔の写真が撮れたことを
素晴らしく思います。
瀬戸内海を優しく力強く見守ってくれるこの瀬戸大橋や坂出港のように、
このMERRY ISLAND PROJECTも、ここ瀬戸内の地元に、
少しずつ広がっていく一つのぬくもりであり続けたい。
そう改めて感じた一日でした。
次は、鬼が島で笑顔の傘を開きます!
(MERRY ISLAND PROJECT 代表 丸尾)