「和顔愛語ミュージアム」
2010.05.18 15:47
Vol.318 2010.05.18 TUE
1)水谷孝次のデザイン「和顔愛語ミュージアム」
日本デザインコミッティーのメンバー田中俊行さんプロデュースによる、
第666回デザインギャラリー1953企画展が5月19日(水)から始まります!
今回のテーマである「和顔愛語」は、ブッダが2500年前に言った、
笑顔と優しい言葉で包めばあなたにも優しい笑顔と言葉が返ってくるという意味。
まさにMERRY GO ROUNDなお話を今回の全体のテーマとして展開しています。
会場内は80年代の商業デザイン、90年代の社会・文化・アートのデザイン、
00年に入ってからのMERRYな笑顔のデザイン=MERRY PROJECTという構成です。
高度経済成長期・バブル期の中で、無我夢中でボロボロになりながらデザインした仕事の
数々と、アメリカで何気なく撮影した少女たちの写真にMerryと名付けたところから
始まったMERRY PROJECT。
アドバタイジングからソーシャルへ、21世紀の新しいデザインの在り方に、
30年余りもかかってたどりついた経緯がひとつの宇宙になっています。
本当に時代と共にデザインはリンクしてくる。
あの時代はこれで良かったんだなというものが多くあります。
かつての時代は大きく移り変わり、今は笑顔、そして次の時代はここからです。
そんな想いを込めて、MERRY GO ROUNDのポスターの矢印は右上がりになっています。
次の時代を差し示す希望のベクトルとして。
デザインがこれからどこへいくのか。
日本の企業、社会、国家はどこへ向かっていくのか。
僕が思うに人・社会・地球の幸せをデザインする時がきていると思います。
デザインが奇跡を起こし、
新しい何か社会コンセプトを描かなくてはいけない時代がきているのです。
資本主義でも社会主義でもない、新しいMERRY主義のような
幸福論を見つけることがぼくたちの次の仕事ではないかと思います。
展覧会は6月14日(月)まで行なわれています。
また、5月24日(月)18時~には、アップルストア銀座で田中さんとトークショーも行います。
みなさん次の時代を作るヒントを探しに、是非会場に足を運んでみて下さい。
→イベント情報はこちら
※水谷孝次のデザイン「和顔愛語ミュージアム」に関して、ご協力ありがとうございます。
→ウイダーinゼリー
2)Merry Umbrella Project 上海×渋谷、そして大阪へ
5月4日に同時開催されたMerry Umbrella Project上海×渋谷。
未だ情熱的なあの日の余韻が残っています。
会場を埋め尽くす笑顔、笑顔、笑顔…。
(現在も上海市内The Foundry Galleryにて展示を行なっています→詳しくはこちら)
上海市内で行なわれたMerry Umbrella Projectの秘蔵映像公開しています!
14:45 渋谷のビジョンにはこんなオープニングムービーが流れました…
海を越えて両方の場所で開いた計200本の「笑顔の傘」は、様々なメディアで報じられました。
Webや新聞で大々的に取り上げていただいた他、
5月6日にはフジテレビ「FNNスーパニュース」やTOKYO MX 「MXニュース」、
イッツコムの「おかえり!」、
5月7日にはBS日テレ「良い国のニュース」と今回のプロジェクトに密着していただき、当日の盛り上がり感が伝わるかなり濃い内容となっています。
笑顔の傘はどこにいくのでしょう?
なんと次の舞台は大阪!
MERRY IN OSAKAとして5月29,30日、 2010上海万博、1970大阪万博、1990大阪花博の
三博をつなぎ、Merryな笑顔で大阪を元気にします。
今回中心となってくれるのは、関西の大学生のみなさん。
若いパワーと混ざり合うことでMerry Umbrella Projectが
どうなるのかとてもワクワクしています。
笑顔の傘を開く以外にも、クリーンアップやMerry Farmingなど
大阪を元気にするイベントが目白押しです。