希望の船は行く
2009.11.10 17:26
Vol.297 2009.11.10 TUE
・第二弾 合い言葉は「笑顔と希望」 色とりどりのMERRYメッセージ(11/20)
・第三弾 デザインが奇跡を起こす(12/02)
2009年11月8日午前10時30分。
場所は赤道直下のインドネシア・バンダアチェ。
津波で海岸から5km運ばれた発電船のふもとに広がる津波パーク。
100人を超える青少年赤十字の子どもたち、
インドネシア赤十字(PMI)をはじめとした各国赤十字、
そして噂を聞きつけたたくさんのインドネシアの人々たち。
大勢の人が希望の象徴の場所に集まったMerryな日曜日。
風の音だけの静寂を切り裂いて、
いっぱいの子どもたちの笑顔の傘が花開きましたー。
1)灼熱の太陽の下、笑顔の波。
100本の笑顔の傘を抱え乗り込んだインドネシア・バンダアチェ。
日本とインドネシア間でメールや電話でやりとりを行なっていたものの、
まだまだ不安要素の多いこの計画を実に2日強で実行までに移す。
前日までにいろんな方の協力を得て、構成は2部構成、
セレモニーの場所や傘の配置方法、そして全体の進行などを試行錯誤し、
前日のリハーサルにて初めて青少年赤十字の子どもたちとご対面。
そして会場をクリーンアップし、砂で水たまりを埋める。
未完成ながらもなんとかMerry umbrella Projectの日を明日に迎えることになりました。
当日もリハーサルを入念に行ない、いよいよセレモニースタート!
司会の方から開会のあいさつがあり、
そしてMerry Projectから今回のプロジェクトについてスピーチ。
「絶望の船を希望の船に変えましょう!」
その後はPMIの代表の方々から感謝とアチェの未来についてのメッセージ。
笑顔の傘をMerryからPMI、PMIから青少年赤十字の代表へ寄贈し、
青少年赤十字代表から津波の復興支援に対する感謝の気持ち、
そして未来に向けてのメッセージを大きな声で発信。
階段をおりていき青少年赤十字代表が所定の位置にスタンバイ。
時は来ましたー。
周りは海からの風。
照りつける太陽。
そして人々の視線ー。
「!」
赤十字代表の合図で、
船の一段目、そして二段目が素早く花開く。
続いて船の二階部分の帯が素早く花開く。
そして地上に散りばめられた笑顔の花が素早く花開く。
波のように笑顔の花が津波パークいっぱいになる。
まるで希望の船出を祝うかのように。
一瞬時が止まる。
2)笑顔が繋ぐ、国境を超えたコミュニケーション
満開になった津波パークから拍手と喝采が起きました。
傘の笑顔たちも本当に嬉しそう!
その後第二シーンのために、船の下に大移動。
第二シーンは青少年赤十字の3人の子どもたちが未来にむかってMerryなメッセージを発信。
「アチェに緑を!」「アチェに希望を!」「アチェに平和を!」
そして陣形を変えて、もう一度笑顔の傘がブワッと開きました。
感動とともに身震い。そしてこれが現実かと思うような美しさ。
鳴り止まぬ拍手の中、最後はみんなで一緒に写真を撮りましょう!と声をかけ、
観客や関係者の方とともにみんなで集合写真を撮影しました。
炎天下で頑張ってくれた青少年赤十字の子どもたちには、
御礼としてMerryバッジ・シール、そして水とお菓子の入ったMerryセットをプレゼント。
そしてパーク内で笑顔の撮影会も実施しました!
セレモニーの間は規律正しくビシッとした動きをしていた子どもたちも、
リラックスして可愛らしい笑顔をたくさん見せてくれました。
思い返すと前回の撮影から4ヶ月。
今回のプロジェクトだけにとどまらず、アチェが世界の平和の象徴となって欲しい。
5年目を迎える津波の発生日には、
アチェの大学教授の方やPMIの方々がコラボレーションして、
津波シェルターでもあるコミュニティビルディングで笑顔の傘が再び登場する予定です。
今回このプロジェクトに関わってくれた、
PMIの方々、通訳として参加していただいた方々、コーディネーター、
青少年赤十字、見に来て頂いた方々、本当にありがとうございました!
アチェよ永遠に!
バンダアチェの Punge Blangcut 村にある、2004年の津波で打ち上げられた船の周りに、
学生達が、アチェの子どもたちの笑顔の写真の傘を持って現れた。
100人以上の学生が参加したこの行事は、
この地域で、170,000人の死者と行方不明者、500,000人のホームレスを出した、
2004年12月26日の津波の来たる記念日の行事の一つとして、
メリープロジェクトとインドネシア赤十字によって開催された。
The Washington Postにて「Merry Umbrella Project」を取り上げて頂きました。
→詳しく見る(PDFファイルが開きます。拡大・縮小可)
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・serambi(2009.11.09)
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Merry Umbrella Project ライブレポート
→1日目:いよいよ出発 Merry Umbrella
→2日目:100本の笑顔の傘との旅
→3日目:あのおばあちゃんとの再会
→4日目:今日は最終リハーサル!
→5日目:絶望の船から希望の船へ
※Merry Umbrella Projectに関して、ご協力いただきありがとうございます。
インドネシア赤十字社
ガルーダインドネシア航空
FUJIFILM
堀内カラー
・第二弾 合い言葉は「笑顔と希望」 色とりどりのMERRYメッセージ(11/20)
・第三弾 デザインが奇跡を起こす(12/02)
それでは次回のMERRY COLUMNもお楽しみに!