本日より開催!

Vol.256 2008.09.30 TUE

1)MERRY@JICAのはじまり
この夏六本木ヒルズで行われたMerry Garden!。
その時にJICAさんに後援していただいたのがきっかけで、
9月の末よりJICA地球ひろばにてMERRYの展示をやりませんか?
とお誘いを受けたのがはじまりでした。

地球ひろばといえば、JICAさんが行う国際協力事業を広く一般の方に知ってもらおうという施設。途上国の暮らしの現状や、地球が抱える問題などを伝える体験ゾーンなどをはじめ、
いろいろなスペースを通して、世界を知ることができます。
その施設内、入り口はいってすぐの企画展示スペースにて今回MERRYの展示を行うというものでした。

初秋の8月末~9月にかけて、地球ひろばに足しげく通い、
地球案内人の方とも打ち合わせを重ねました。
当初より一貫していたコンセプトは「笑顔とメッセージを通した国際協力」。
笑顔の写真とメッセージで地球ひろばをいっぱいにするということはほぼ固まっていましたが、
やはりMERRYとしても何か世界の人々のために何か貢献することはできないか?
地球ひろばに来ていただいた方に、国際協力のきっかけづくりをすることはできないか?
それが心にずっとひっかかっていたことでした。

そこでJICAの方ともお話したところ、
世界中のJICAボランティアの方が現地で欠乏している不要品などの物品を、
日本国内のいろんな方たちに送ってもらい世界中の人々に使ってもらうという、
「世界の笑顔のために」プログラムというものがあることを知りました。
なんて素晴らしいプログラム!
モノが溢れかえる日本では、少し使わなくなったり古くなったりしたものをすぐに捨ててしまいがち。まだ新品のように使えるものが大量に廃棄処分されているのが現状です。
それを本当に必要としている世界中の人々に送る。
このプログラムの素晴らしいところは、
国際協力の第一歩として具体性があるということ、
そして送ったあと現地のひとから感謝のお手紙が届くという、
相互のコミュニケーションの上に成り立っているということでした。
海の向こうで、さまざまな物品が本当に欲しているひとたちに届き、
それが大切に使われるということは、
私たち、世界の人たち、そしてモノ自体すらもMERRYになれる、
まさに循環型コミュニケーションプログラムだと思います。
そしていろいろ見ていくと、ぬいぐるみやサッカーボールなどの子どもたちが遊べるかわいいものから、松葉杖や歩行補助具、車いすなど、その人の命に関わる胸が痛む現実的なものまで、
幅広く求められていることがわかりました。
これを地球ひろばに来てくれた多くの方に知ってもらいたい!
身近にできる社会貢献のきっかけの場としての展示を行おう!
これこそが今回の展示の根幹となるものでした。

そこで考えたのが、MERRY PROJECTのコンテンツであるMERRY U
(Google Mapを使って世界中の人々とリアルタイムにコミュニケーションできるSNS)に、
このプログラムの内容を反映する。
そして巨大な世界地図を展示会場に設置し、そこにプログラムの内容を書き込んでおくと同時に、来場者の方に世界の笑顔のために思うMERRYなメッセージをカードに書いてもらいそれをどんどん飾っていく。そしてそれはweb上と連動し、世界地図にMERRYなメッセージがどんどん溢れていくことになります。来てくれた方に、この一つのアクションが国際協力の第一歩となるようにという願いを込めて、設営に5時間をかけてようやく完成しました。
→「MERRY@JICA」の詳細はこちら。
→「MERRY U」はこちら。

2)本日、9月30日ついにMERRY@JICA開催日初日を迎えました。
今日は、朝一番から、展示場所には黒山の人だかりができていて、
見に行ってみると、すでに超満員状態。
なんと、朝から、高校生の修学旅行でJICA研修があり、
雨も手伝ってかたくさんの学生達が見てくれていました。
「かわいい~」と女子高生たちは、はしゃぎ楽しそう。
「指をさして誰々に似てるとか似てないとか」と負けじと男子も楽しそう。
みんな笑顔を見て笑っていて笑顔と笑顔の連鎖が起こっていて
朝からすごく賑やかでわくわくする一日の始まりとなりました。

JICA職員の方や通りかかる関係者の方々や息子さんが
今、現在協力隊で参加している方などなど
口々にかわいいねえとか、きれい、楽しいとか
一言みんなコメントを話して行ってくれたり、
すごく大好評でした。
ここでもまた、笑顔が繋ぐ笑顔。

そんな中、巨大な世界地図のところで、なにやらモンゴルが気になっている様子で
話しかけてみると、先日モンゴルから協力隊でバレーボールを教えていて帰ってきたばかりの方と3ヶ月前に同じくモンゴルから帰ってきたばかりの女性でした。

今日の初日一日だけでも色々な方に来ていただけました
JICAへこれから行こうと思う人も、実際に行って帰ってきた人も
みんな世界の国々の現状を知り、
真剣にメッセージカードを見つめるまなざしがとても印象的でした。

たくさんの方々と話していると貴重な海外での経験話も聞けたりしてこの地図と世界中の笑顔の写真がつなぐ世界が、JICA地球ひろばにもできていてMERRY×JICAだからこそできる展示だとおもいました。そして、これからのMERRY×JICAで広がっていく可能性を感じさせてくれました。

夕方になり、イベント情報を見て、MERRYの笑顔の写真と
メッセージ(楽しいこと、幸せなとき、将来の夢など)を集めているのを知り、
気に入ってくれて、冷たい雨が降る中、見に来てく真剣に説明を聞いてくれた女子大生の皆様方もどうもありがとう。

まずは、今回の展示の大きな柱の一つであるJICA「世界の笑顔のためにプログラム」を知ること、知るきっかけを作ること、もっと広く一般に広まり、
誰でも身近にできる社会貢献はあるんだよと伝えること。
この小さな一歩が具体的な一歩へとつながりますようにと、皆が帰る後ろ姿に願うのでした。
→「MERRY@JICA」の詳細はこちら。

MERRY GARDENのこれからの予定は、
1)MERRY@ecoplaza
港区立エコプラザでは、10月5日にエコワークショップを行います。
→「MERRY@ecoplaza」の詳細はこちら。
→「Merry Garden!ワークショップ」のまとめページへ。

2)MERRYな写楽
10月13日(月)午後8:00~9:50 よりNHK BSハイビジョンで「写楽」に関するインタビューを
受けました。是非、放送をご覧下さい。

是非、皆さんMERRY GARDENに参加してください。

→「北京オリンピック開会式セレモニー」のまとめページへ。
→「Merry Garden!」のまとめページへ。
→「Merry Charity」のまとめページへ。
→「MERRY GARDEN」のまとめページへ。

次回のMERRYコラムもお楽しみに!

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