Home
MERRY MEMBER



Profile
Lily
リリイ
この家に来たときのこと。 Last Updated 2003.12.24

こんにちは。りりです。この前のつづき・・。そうそう、この家に来たときのこと。
それまでアタシはペットショップのケージの中で、誰かがアタシを抱き上げておうちに連れて帰ってくれるのを
ずっと待ってた。
仲間の仔犬たちと一緒に、「優しい人だといいね。」っていいながら・・・。
アタシたち動物は飼い主を選べない。
ヒドイ目にあった仲間の話をアタシはいっぱい、いっぱい聞いてる。
でも、アタシは4ヶ月になってて、仔犬にしては大きくなりすぎてて、とってもあせってた・・・。
このままだと、どうなっちゃうの?
そんなある日、「ビビアンさん、いらっしゃい。」という店長の声とともに、
目のぐりぐりした女の人が、ペットショップにやってきた。
そのひとは、そのぐりぐりした目でじーっとアタシを見つめた。
女性って、ふつう「きゃー。かわいいー。」とか黄色い声をだすんじゃないの?
でも、そのひとは、低い声で 「この子、抱いてみてもいいですか?」ってアタシを指さした。
なんだか、ちょっぴりこわそうだけど、嬉しかった。おうちができるかもしれない。
ペットショップの人が必死に「この子はおとなしくて。」とか「血統書もちゃんとあって。」
とかアタシをアピールしてくれたんだけど、その女性は「そんなことどっちでもいい。」ってカンジだった。
そのとき、わかった。「この人は直感型だ・・・。まずい・・・。アタシの気の強さをみぬかれるかも・・・。」
でも、そのひとは「とっても気に入りました。かわいいし。元気そうだし。」って言ってくれた。
「えっつ?ほんと?」有頂天になったのもつかのま、アタシはすぐに絶望的なセリフをきくことになったの。
「でも、実は問題があって、夫のケニーが・・・。」
ここまで書いたらまたまた、おねむになっちゃった・・・。