帰国後ーその３　アフリカ大陸上陸 in モロッコ　Last Updated　2005.09.30



　まだ寒くて、雪も降っていた3月はじめの学期休み、私はドイツを旅立ちました。 まず、飛行機でスペインの南のほうの町まで飛び、フェリーで初のアフリカ大陸モッ ロコに上陸したのでした。
　ドイツ留学中、ヨーロッパの他の国もいくつか行ったけど、そんなに大きな感動は なかったというか、やっぱり、ヨーロッパはヨーロッパだなあと思った。町並みはき れいだし、もちろん行ってよかったんだけど、ドイツからだと、外国に飛び出たとい う感じは、あまりしなかった。やっぱり近くて、陸続きだからかしら？
　私たち日本人が外国に行くっていうイメージとはやっぱり違うのねえ、という感 じ。日本てやっぱり特殊だと思う。島国であるがゆえの違いみたいのを、ドイツでい ろんな国の人たちに出会って、改めて感じた。
　海を越えて、アフリカ大陸のモロッコに行ったとき、久しぶりに新しい文化に触れ た。初めてのイスラム文化、アラビア文字。物価は安いし、珍しいものがいっぱい。 人の活気というか、雰囲気がタイとかにも似てた気がする。決して豊かではないんだ けど、みんな楽しく毎日幸せそうに笑ってて、すてきだった。
　いっしょに写真をとった男の子は、あちに葉っぱで作った馬をくれようとした。そ うやって、旅行者とかにあめとかおかしをおねだりするみたい。そういう場面に出会 うと、やっぱり胸が痛いっていうか、なんだか何もできない自分がもどかしかったり して、すごく苦しくなる。
　でも、そういうことがあるからこそ、気づけたり、学べたりすることが、たくさん あるから、いろんなところに行って、自分の目でいろんな世界を見たいって思う。