新しい文化は、常に規格の外に誕生する。それは都市においては、ぐちゃぐちゃとした場所、整理されていない街である。 そういう場所があるからこそ、他の場所も輝き、そして都市全体のパワーが生まれるのだ。 六本木にはこうしたパワーを感じる。 既存の怪しさと、未来に広がる理想郷(再開発)とが、パッチワークのように中途半端に混在一体化しようとする国際都市Roppongiの将来像に、「純日本文化」を育てる街としての可能性を強く感じている。