3月12日 長久手町「香流川の仏様」 Last Updated 12/MAR/2005 世界的イベントである愛・地球博の会場としても有名な長久手町は、駅も市内もとてもきれいになっていました。 最寄の駅の藤ヶ丘駅では、リニモが走り、会場の場所を伝える看板もたくさん見かけられます。 そんな長久手町には、「香流川」という美しい名前のついた有名な川があります。 この美しい名前ですが、これがいったいどのようにしてついたのかを知っていますか? この川についてのこんな昔話があります。 昔、1467年(500年位前)に応仁の乱という大きな戦いがありました。 家やお寺はたくさん焼けてしまい、その焼けくずはこの川に投げ捨てられていたのだそうです。 それからというものの、この川からは不思議なお香の香りがするようになったのです。 その香りのするもとを掘ってみると、黄金の仏像が現れたのでした。 それからというものの町は毎年大豊作となり、争いごともなく、人々はみんな幸せになったのだそうです。 そしてこの川はやがて、香りの流れる川として「香流川」と呼ばれるようになったのだそうです。 この町で今回行うワークショップ・・・それは、「香流川」という川の流れを、色のついた布と綿お香で表現するというものです。 ここでポイントなのは、使った材料です。真っ白の綿の布を、天然染料の植物を使い、赤・黄・緑・青色に染めていきました。(赤:赤ワイン、黄:タマネギ、緑:ヘナ、青:ブルーべりー)など。 中の綿も100%天然の綿(植物から取れたものだよ)をつめました。香りを出すのも、本物のお香を小さく折り、色のついた布に綿と一緒に入れて、香りのする袋(香袋)としました。 環境や地球にやさしいし、子供たちが「本物」にじかに触れることで、感動をしたり「こんなこともできるんだ〜」と気づいてくれればうれしいです。 子供たちはこの香袋を、煙の形にくりぬかれたダンボールの間に編みこんでいきます。 すると、色とりどりの丸い玉が並び、まるで川の流れを表しているようになります。 始めはみんなでかたまって香袋をつくっていたのですが、だんだんと子供たちの間で役割分担が出来上がりました。 綿を詰める子、香袋を編みこむ子、修正する子と作業は着々と進んでいきました。 ときどき、巨大な香袋もできあがりました。肉まん_まんじゅう_とみんなで楽しく歌いながら作業をしていきました。 あっという間の一時間が過ぎ、詰め終わった香流川の美しさに子供たちは大喜びしていました。 これから周りの枠も仕上げていって、今度4月16日に会うときにはもっともっと綺麗な香流川ができあがっているから楽しみに待っていてね! 長久手の子はみんな積極的で、私たちの作業のお手伝いもしてくれました。 おかげで、片付けもとても早く終わりました。ありがとう★ |