3月20日 瀬戸市「山の田の孝女」 Last Updated 19/MAR/2005 昔、病気のお母さんをもつ、おさよという娘がいました。お母さんは、いつも蚊の鳴き声にうなされ、なかなか安心して眠ることできず、日に日に弱く、やせ衰えていってしまいました。おさよはそんなお母さんを助けるために、毎日山の上にある「おしゃか様」のもとにお祈りをしにいきました。ある夜のこと。いつものようにお母さんの看病をしていてふと眠りこけてしまったおさよの夢枕に、おしゃか様の姿が・・・目を覚ましたおさよがふと隣を見ると、なんとお母さんがすやすやと眠っているではありませんか。あのうるさい蚊の鳴き声も全く聞こえません。そして、不思議なことにお母さんの病気も快方に向かったのです。おさよはおしゃか様に何度も何度も感謝しました。 瀬戸市の子ども達は、このお話の中に出てくる「蚊」を作ってくれました。柄入りの和紙をくるくる丸め、ワイヤーで固定して曲げると目や体、触覚の出来上がり。作り方はいたって簡単なので、みんな夢中になってユニークな蚊をたくさん作ってくれました。 |