3月5日 春日井市「柳(やなぎ)に飛びつくカエル」 Last Updated 5/MAR/2005 春日井市は書の大家である小野道風の生誕の地として有名であり、書くことをとても大切にしていました。 「書のまち春日井」とも言われており、制作会場の近くには道風記念館もありました。 そして、やはり字のうまい子がとても多かったです。 お手本もなしにすらすらと書いていく子供たちの姿には驚かされました。 「柳に飛びつく蛙」とは、その書の大家である小野道風についての民話です。 道風は昔から字が上手であったわけではありません。 若いころ、道風はなかなか字が上手に書けずに悩んでいました。 気持ちをすっきりさせようと、川原に散歩に行ったときのことです。 道風は一匹のカエルが柳(やなぎ)の枝に飛びつこうとしているのを見つけました。 やなぎの枝は高くて、なかなか飛びつけられませんでしたが、カエルはあきらめずに何度もとんでついにとびつくことができました。 これを見て道風は、何でも努力を重ねればやれるようになるのだということに気づき、いっそう努力し続けて、字がとても上手になったのだそうです。 今回のワークショップでは、まず粘土でカエルを作り、、 同時にやなぎの形にした和紙のプレートに、子供たちの目標や将来の夢を筆で書いてもらいました。 カエルには子供たちの好きな飾りを入れてもらい、色々なカエルが出来上がりました。 例えば、おたまじゃくしつきのカエルや、ハートやリボンのついたおしゃれガエルなどなどです。 将来、「パン屋になりたい」ってやなぎの葉に書いて、粘土を「カエルパンを作る!」 っていって上手にこねてた子もいました。 最後に、できあがったカエルとやなぎの葉を持ってパチリ★ オブジェでは、子供たちの目標が書かれたやなぎの葉に、それぞれのカエルがぶら下がるようにしていきます。 自分が作ったものをがんばって探してね。 春日井市の子たちは、礼儀正しくて、しっかりした子が多かったです。 |