3月19日 豊山町「笑うてんぐ様」 Last Updated 6/MAR/2005 小学校は昨日が卒業式のところが多くて、今日から春休みの子が多いみたい。 そのせいもあって、朝早い電車の中はがらがら。 まだみんな寝てるのかなぁ。と思う朝六時。 最高気温13℃最低2℃ 北風はピュ−ピュー吹いて寒いけど太陽の光はまぶしいから・・・今日もなんだかいい天気になっていきそう! こうして今朝もMerryの一日が始まりました★ 今回の制作会場は、名鉄小牧線にある「牛山」駅でおりて、そこから車でしばらくいったところにある、豊山町というところです。 家を出てから約三時間。九時にやっと到着、現地入りしました。 今回始めに予定していたのは10人と少人数だったけれど、お姉ちゃんについてきた子とか、そのママとか、飛び入り参加もしてくれたので、とてもうれしかったです。 それにみんなにぎやかな子ばかりで、男の子も女の子も関係なく仲も良かったしね。だから、一番難しいワークショップだったんですが、とてもスムーズにいくことができました。 さて、そんな豊山町で行った今回の『笑うてんぐ様」とはこんなお話です。 昔、この村一番の高い杉の木にはてんぐ様が住んでいた。 そのてんぐ様は夜になると杉の近くを通りかかるものを見ては大声を出して笑って驚かしたそうだ。 今日も日が落ち、森は暗くなり、てんぐ様はまた、通りすがりの者を待った。 あるとき、商人が杉の木の前を通ると、突然笑い声が聞こえた。 『あははははははははは!!』 「ひゃぁ!!」 商人はあまりにおどろいて、腰をぬかしてしまったそうな。 てんぐ様はいつもそうやって通りすがりの商人や村人を笑っておどかしていた。 ところがある日のこと、一人の子供が大きな杉の木の近くに来た。あまりに小さい子供だったので、てんぐ様は思わず吹き出してしまった。 『わははははははははっ!』 てんぐ様の笑いがおさまると、そこにはなんと、さっきの子供が「ケラケラ」と一緒になって笑っていた。 てんぐ様はおどろいてしまった! 『何がそんなにおもしろい!?』 すると子供は、 「あなたさまがおもしろい!」 と杉の木を見上げて言った。 てんぐ様は聞いた。 『おれのなにがおもしろい!?』 「あなたの笑う声がおもしろい!」 と子供はいってわらったそうだ。 これにはてんぐ様も一緒になって笑ってしまった。 それからというもの、村一番の大きな杉の木の天狗は出なくなったのだそうだ。 というおはなしです。 とってもユーモアあふれる昔話ですね。 今回はこのてんぐ様のお面をみんなに作ってもらいました。 ぶ厚い和紙をくりぬいて、顔を作り、それにまゆげやひげをつけました。 てんぐの鼻はやっぱり大きく、太く、厚紙で長くして、ぼうしや、耳にかけるひももつけて出来上がり! みんな 好きな形に切りぬいたから、いろんなてんぐ様ができました。 「こち亀」の両津に似たてんぐ様、博士顔てんぐ様、仙人顔てんぐ様、、、、、 お互いにお面を付け合いっこしてたかほちゃんとゆきちゃん。 しっかりもののゆきちゃん、いつもにこにこ顔のかほちゃんは二人で協力しあって、おそろいみたいな、そっくりなお面を完成させたね。 最初、二人は姉妹かと思ってたよ。そのくらい、すごくなかよしだったね。 これからもずっとそのままの二人でいてね。 予定していた時間ぎりぎりまでかかってしまいましたが、すごくよい作品がたくさんできました。 おめんをつけて、生の大きなかえでの葉を持って写真をとりました。 みんなお面をつけると、誰が誰だかわからなくなってしまいました。 4月16日、自分が作ったてんぐ様がどれなのか、がんばって探してね♪ |