3月20日 瀬戸市「山の田の孝女」 Last Updated 19/MAR/2005 今日がいよいよ「Merryなオブジェ制作」を子供たちとする最後の日です。 15個目の市は、もうひとつの万博会場である、、、そう、瀬戸市です。 昨日(19日)と今日に内覧会が行われていたために、会場付近だけでなく、電車の中も大賑わいでした。私の場合、名鉄東岡崎駅から乗り換え、岡崎駅から愛知環状鉄道に乗って瀬戸市駅まで向かう。というコースだったのですが、、、、 なんとあまりにも電車が混雑しており、一度乗れずに見送るといった事態にもなりました。 ぎゅうぎゅうづめになりながら、次の電車で現場に向かったのですが、周りはやはり家族連れや団体ばかり。終点までこの状態かなぁ・・と苦しんでいたら、なんと、「万博八草駅」という所でこの群れは一気流れるように消えて行き、電車の中は、なんと私と、一人のサラリーマンらしい男性と、たった二人っきりになってしまった。 ありゃりゃ・・・万博パワー・・おそるべしっ! 今回は最後ということもあり、スタッフも五人勢ぞろいで向かいました。 瀬戸駅に到着後、二台の車で制作会場へと向かいます。瀬戸市内は万博に向けて、新しいお店や、道路などが次々と出来上がっていました。 瀬戸市の子供たちとのワークショップで行う「山の田の孝女」とはこんなお話です。 昔、病気のお母さんをもつ、おさよという一人の娘がいました。おさよのおかあさんは、いつも蚊(カ)の鳴き声にうなされ、なかなか安心してねむることができませんでした。そのため、お母さんは日に日に弱く、やせおとろえていってしまいました。 困ったおさよは、毎日、毎日、山の上にある「おしゃか様」のもとに、蚊(カ)をどうにかして静かにしてほしい。とお祈りをしにいきました。 何度も何度も、おさよはおしゃか様のもとにむかいました。 すると・・・ある夜のことです。おさよはいつものようにお母さんの看病をしていて、ふと眠りこけてしまいました。すると、おさよの夢まくらにおしゃか様がいらっしゃって、おさよをお呼びになりました。 「あ、おしゃか様・・・」とおさよは自分の声に目を覚まし、おやと耳を傾けました。 隣でお母さんがすやすやと眠っているではありませんか。 あのうるさい蚊の泣き声などまったくしません。 不思議なことに、あれほど重かったお母さんの病気も、少しずつ良くなっていきました。 おさよはおしゃかさまになんどもなんども感謝しましたとさ。 そんな、親孝行な娘のいいお話しです。 今回はガラ入りの和紙とクラフトワイヤーから、「蚊」をいくつも制作しました。 和紙をくるくる丸め、ワイヤーでねじりながら固定し、曲げて目や体、触覚などがすぐに出来上がってしまいます。 やり方は簡単!だけどいろいろな形のものを作れるからつい夢中になっちゃいます。 ガラ入りにしたのは蚊の模様のように見せるためです。 一人で、6個くらいは作ったね。対決させてみたり、変顔の蚊を作ってみたり・・・ 今回参加してくれた小学生の子は、ちょうど六年生で卒業生みたいでした。 おめでとう!いい記念になったかな? おみやげにあげたワイヤーつきの蚊はお部屋にぶら下げてかざってくれるとうれしいな。 そして、4月16日には完成品を見に来てね! |