2005.8.7 sun MERRY EXPO レポート
MERRY EXPO撮影もいよいよ今日が最後の日。
4月10日にスタートしてからもう4ヶ月もたってしまったのが不思議なくらい。
忘れもしません。
撮影初日は大雨が降って、パーカーを着ててもブルブル震えるくらいでした。
初めて、水谷さんが子供たちの笑顔を上手く引き出す姿を見たとき私はすごく感動しました。
また、外国の人たちと言葉も通じないのに上手くコミュニケーションし、笑顔を引きだしていて、
私も少しでもそんな風にMERRYを引き出すことがしたいな。とそう思い続け、
この撮影のお仕事を続けてきました。
最後の日の今日は一番最初に撮影をした場所であるアフリカ、オセアニアの2つの地でこのMERRY EXPOを締めくくりました。
オーストラリアでは、以前から約束をしていたマオリ族の方々を撮影しました。
顔中に髭みたいに真っ黒にしたり入れ墨をしたりして、見た目はすごく
怖かったのですが、ほら貝を吹いてくれたり、お茶目な笑顔を見せてくれたり
とてもいい人ばかりでした。
タイ館の前では、とてもキレイなタイからの帰国子女のスタッフ2人を撮影しました。
なんと、ふだん名古屋の有名お嬢様女子大の椙山女学院大学とあの名古屋大学の大学院に
通われている普通の大学生だそうで今回はアルバイトで万博のタイ館で働かれているそうです。
なので、日本語もとっても上手!
でも、「ありがとうございました」の代わりに「いただきました」と何回も
言っていたので、
もしかしたら間違えて覚えていたのかも…
アフリカに移動し、昨日撮影したステージのショーにでていた方達にメッセージをもらいにいったのですが、
なんとビックリ!昨日差し上げたMERRYのステッカーがギターの表の、一番見える位置に貼ってある
ではありませんか!今日はうれしいことにこのMERRYギターを持ってライブ演奏をしてくれました。
また先日のMERRYをとても大好きと絶賛してくださったガーナのコモンのお姉さんのに
フリーペーパーを届けにいきました。すごく喜んでくださって、その外の現地スタッフの方たちも
撮影をして、喜んでフリーペーパーをもっていきました。
1人、2人とたまたま通りかかって撮影現場を目撃した方が、興味をもって声をかけてきてくれるので、
次々と撮影の人は増えていきました。なんと、ついに650人までも突破してしまいました。
けれど不思議ですね。これだけたくさんの人たちを撮影していて、普通だったら650人もの顔を覚えていれるはずはないのに、なぜだか分かるんです。この子は、いつ撮った子とか、
どこで、どんな感じで撮った子だとか…。
ぎりぎりまで泣いていた子もいれば、写真大好きで
かわいらしくモデルポーズを決めてくれた子もいました。
だからこそMERRY EXPOがビジョンで流れる姿を見ると、様々な思い出が湧き上がってきてボロボロと涙が流れてしまうのだと思います。
「世界中の人々がいつも笑顔でいられたら、どんなにか楽しい毎日が過ごせるだろうと思います。」
「Be Smile All The Time」
「皆と笑って話していること、いつもいい事があると信じていることが幸せの秘訣です。」
「LOVE PEACE AND SMILE」
なんで、こんなところでこんな人と出会ったのだろうということが万博では起こります。
幸せな出会い、驚きの出会い、不思議な出会い。
私はこの企画に参加できた事をすごく光栄に思います。
たくさんの人と出会い、しあわせな気持ちを分けてもらいました。
笑顔は、たとえ言葉が通じなくとも、育ってきた環境が違っていたとしても、
心と心を自然と結び付けてくれるものとなるでしょう。
愛地球博の地で、MERRYをやったこと。
このことは、きっと参加してくださった人達のみならず、その映像を見てくださった方にも
幸せな気持ちと、素敵な思いを残すことができたと思います。
今日が私にとって一番MERRYな一日でした。
text:Misato Fujita