NEWS 2005.5.24 tue MERRY EXPO レポート 第8回目

お待たせしました。久しぶりの万博レポートです。最近ずっと学校が忙しくて万博に行くことができませんでした。
久しぶりのお休みで、ワクワクして行ってみると驚きました! 平日だというのに会場にはたくさんの来場者の方々が、、、、。 確かに修学旅行生やツアー団体の人たちが多いのですが、 企業ゾーンや人気パビリオンには長蛇の列がずらりと続いていました。

そうそう、愛知県では万博を貴重な国際交流と体験学習の場所として位置づけている為に、
愛知県内の小中学生の万博の入場料を全額肩代わりしているのです。 つまり、タダで万博に来ることができるんです。
うらやましい…。 でも、子供達はただ世界の文化や先端技術に触れ合うだけでなくて、 会場内でのボランティア活動にも参加していて感心しました。

みんなで作っていく万博。そして、そこから何かを感じ、そして学んでいくでしょう。
これほど題材にあふれた場所はなかなかないでしょう。
世界を感じ、自分のいる環境をじっくりと見つめ返し、そして未来への展望を描いていく場所。
「人生一度は万博」という言葉。これはまさに、この事を表しているのでしょう。

「学習の場」として、一番に行って欲しいパビリオン、それは・・・  『国際赤十字・赤新月館』です。
これはコモン2の南北アメリカ大陸の国々のパビリオンの集まる一角にあります。
インターネット上での万博内で「よかったパビリオン」のランキングの中で、「日立グループ館」と並んで
一位を獲得した程待ち時間の長いパビリオンです。

中に入ると40人ほどがソファに寝そべって頭上にあるスクリーンを見上げれるようになっています。
ミスチルの「タガタメ」という曲がバックに流れ、約7分間映像が上映されます。
アフリカの飢えた子供達の映像や、スマトラ沖地震で津波被害を受けた地域の人達の映像、そして、そこで援助活動をする赤十字の姿が映し出されていました。 衝撃的な映像、日常生活ではあまり考えることのできないこの世界の現実。
戦争、貧困、自然災害。その中での人の優しさや人間の強さ、 これらの映像は見ていた私の胸を熱くしました。
このシアターで涙が出てきました。 今、生きている私って何だろう。
この世界中には罪もないのに犠牲になっている人達がたくさんいます。
自分が今こうして生活していること、そのことにもっと感謝し、生きていることに感謝するべきでしょう。
今日、ここで感じたこと。それを一生忘れたくはないです。自分を見つめなおすことのできるいい機会になりました。
万博に行ったら、是非このパビリオンに行ってみてください。
text:Misato Fujita


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