2005.5.4 wed MERRY EXPO レポート 第5回目
GW真っ只中の今日も32度を越す真夏日で、
なんと今日の入場者数は過去最多の14万人となりました。
グローバルループを歩くことも息苦しいくらいの人の群れで、
何処に行っても大混雑でした。ループが人の重さで落ちそうな感じすらしました。
トヨタ館や三菱館などの企業ゾーンは140分位待ちばかりの状態で撮影をすることなんて
もう話にならない状態だし、いつもは簡単に入ることのできる各国のコモンですらも
入場規制をしているような状態だったので、とりあえず作戦を練ることにしました。
結果、今日は比較的家族連れでゆったりしている『遊びと参加ゾーン』の
「地球市民村」「グローイングウィレッジ」辺りでゆったりとした雰囲気での
Merryな写真を撮ろうという計画になりました。
「地球市民村」は万博史上初めてのNPOやNGOによるパビリオンで、
市民参加型になっています。地球の今とこれからの課題について、
私たち市民にワークショップや展示を通じて気づきを提供してくれています。
今日は特別イベントとして、台湾の方達が民族衣装を着て、舞台上でダンスを披露して
くれました。「ワンガルヤハイオンホイヤー」といいながら、頭に羽をたくさんつけ、
男の人はスカートのようなものを履き、女の人はカラフルな衣装に身を包み、
私達観客達の周りをぐるぐると歌い踊っていきました。
その笑顔いっぱいの姿に見ているこちらはワクワクとした気持ちになりました。
そういえば、ここでお勧めなのが地球市民村の中にある「ナチュラルフードカフェ」です。
今日のお昼はここで食べたのですが、ここは「無農薬・低農薬の素材を使った自然食カフェ」で、
とても体にやさしく、オシャレで新しい自然食が食べることができるカフェになっています。
材料にはには肉・魚・卵・乳製品といったアレルギーになりやすい動物性タンパク質を使わず、
穀物と有機野菜、豆をふんだんに使ってあり、体の中からキレイになれるメニューばかりです。
また、お皿やカップも使用済みの陶磁器を紛砕して再利用しており、
ここでも循環型の持続可能な社会への提案を私達にしています。
鶏のから揚げ？と思って食べたフライは「ソイミート（大豆をつぶして肉のようにしたもの）」で、
すごく繊細、だけど香ばしい味がしてすごくおいしかったです。
ここではまた、私達に「スローライフ」ということについて考えさせてくれます。
私達は失われてきたスローな価値を見直すことで、生活の質の向上を求めていきます。
"ゆっくりの価値"に根ざすことで得られる"しあわせ"な暮らし方や社会づくり、
それは、人間時間や自分時間の探求から始まるのではないでしょうか。
そんなことについて、ゆっくり考えることができた貴重な一日でした。
あと、今日はなんと愛地球広場で女の子たちによる空手の演舞をしていました。
代表を決めるための選抜戦が行われていました。その声や勢いに、周りに来ていたお客さんたちも皆、
目を釘付けにして彼女たちの空手に夢中になっていました。
ついつい私も一枚写真を頼んでしまいました。 パチリ。
本当に今日はにぎやかな一日でした。
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text:Misato Fujita
