"Merry U" "U(あなた)をMerryにする。”
これは世界23ヶ国20,000人を撮影して出て来た集大成の言葉です。
アフリカのケニア・ナイロビのスラムの中で…。
「あなたにとってMerry(幸せ・楽しい・夢)は何ですか?」といつもの様に聞いた。
ある少女は「私にとってMerryは無い。今まで笑ったことも無い。しかし、今日はMerryよ。こんなに笑ったこともなかった。私にとってのMerryは?U(あなたよ)。」
こんなことを言ってくれたスラムの少女を思い出す。
今までの人生で1番Merryな瞬間だった。
また、南アフリカのケープタウン・カイリチャのタウンシップの孤児の子供達は戸籍も無いため、学校へ行くことが出来ない。
茶色のコンテナの学校に来て、勉強している。みんな元気!
先生もボランティア。そんな子供達の笑顔は強く、素晴らしく、Merryだった。
この子供達にMerryな学校を作りたい、とつくづく思った。
この子供達のMerryは…。誰から聞いたか、どこから調べたのか「Mizutani san」。
世界を回っていく間にどんどん増えていった言葉、それが「Merry U」だった。
2年前、ロシアの小学校でテロが起こった翌日、モスクワのクレムリン近くの公園で、
年老いた婦人と孫の3〜4才の少女がベンチに座っていた。
「Merryプロジェクトに参加しますか?」
おばあちゃんは孫に「どうする?」すると孫は「うん!いいよ!やるよ!」
そして、撮影を始めた。すると、変だ!
この子は、ストロボの光にとても反応して大きなショックを受けた。
3枚撮影したところで止めた。笑顔はとても美しく、輝いていた。
「あなたにとってMerryとは何ですか?」
おばあちゃんは「私は今日、この子がこのプロジェクトに参加して、
本当に笑ってくれたこと。」
実はこの子は、ダウン症児だった。今まで笑ったこともなかったし、
今までこんなことに参加することも無かった。
このおばあちゃんと少女は、この時、本当にMerryであった。感動した。
これもMerry U。
2,500年前、ブッダは何も与えるものが無ければ「笑顔と優しい言葉を与えなさい。
それはきっとあなたに戻って来ます。」と言った。
「和顔愛語」すなわちMerry。
これがどんどん大きくなり、Merry Go Roundとなる。
あなたをMerryにしたい。
それは私がMerryになること。
私は、1999年にこんなことを考えた。
「21世紀は笑顔のコミュニケーションの時代。笑顔、すなわちMerry。いろいろあるけど笑顔だ!笑顔のための笑顔なのだ!地球には、世界には、笑顔が足りない。最大公約数の笑顔だけを伝えなくてはならないと…。」
個人的なエゴを排し、平和を愛し、地球をMerryにすることこそ本当の究極のアートではないか。
地球の人々の心の不安を見据えながら、宗教も国家も超え、いつしかすべての人々の心をあたたかな平安で満たす。平和のために存在することこそが、私にとってのアートではないかと思う。
あなたをMerryにしたい。
私もMerryになりたい。
地球をMerryにしたい。
"Merry U"
→アズさんからの「Merry U」はこちら。
→YOUR MERRY MESSAGE はこちら。